暖冬の2018年。積雪に備えて雪囲い作業開始!
昨年は雪が降り始めてから大急ぎで行った雪囲い。今年は暖冬のためかなかなか積もらないどころか、ほとんど降らない雪にソワソワ。ようやくシェアベースの雪囲いを実施しました!
1.雪国では余裕を持った備えが大切。
今年の12月は、例年よりも暖かく暖冬と言われていますね。福島県昭和村でも、今年はまだ雪が積もらず、いつ本格的な寒さと雪が降るのか気が気でない日々が続いています。
・2017年12月の様子
昨年は突然降り始めた雪が1日で大量に積もり、さまざまな雪に対する事前準備が間に合わずしっかりと洗礼を受けたという感じ。今年こそは!と、庭に出ていたテーブルやベンチ、物干し竿や焚き火台、ウッドデッキを早めに撤収し、購入した除雪機が通れるルートをしっかりと確保。
備えあれば憂いなし。豪雪地帯の冬に欠かせない、家の雪囲いを雪の降る前にしっかりと準備します。
2.古民家の雪囲いは、往年から続く落とし板で。
雪の降らない地域の方には馴染みがありませんが、雪国では雪の圧力によって家屋の窓が破壊されないように保護する工夫をしています。それを「雪囲い」、または「冬囲い」と言いますが、その方法も現在ではさまざま。この古民家では、往年より続く「落とし板」をして雪の災害を防ぎます。
今年は張り替えた網戸を長持ちさせる為に取り外して保管しておきます。落とし板用に窓の両サイドへ作られた枠に対して、杉の板をはめ込んでいく作業です。
福島県昭和村では、冬期に差し掛かるとガタガタと、多くの家でこの落とし板による雪囲いが行われます。話によると、木が膨らんでいない乾燥した日にやるとやりやすいとのこと。
3.雪囲い完了!静寂に包まれる冬も見所!
さて、雪囲いも2年目の作業になるとスムーズに進んでいきます。冬期も運営していきますので、のれんがしっかりと見えるようにレイアウトしています。今年は除雪機を駆使してどんな冬が迎えられるのか、今から楽しみです!
雪解けの季節から、新緑、紅葉と四季折々の表情を見せてくれる昭和村。雪が音を吸い、静寂に包まれる空気は言葉にし得ないものがあります。
さて、今晩未明にも雪が舞い降りそうな気温になってきました。