霜降りの白菜はなぜおいしい?最適なタイミングの収穫に向けて
8月末に植えた白菜も、しっかりした玉を作りいよいよ収穫間近。そんな矢先に思い出した情報!「白菜は霜が降りるとおいしくなる。」一般的には野菜に霜は大敵と言われる中、一体どういうことなのでしょうか?
昭和村に降りた霜
11月のある朝、いつものように外を見てみると辺り一面が真っ白!いよいよ霜が降りる季節になってきました。心配になり畑を見てみると、育てていた白菜も白く霜をまとっていました!約1ヶ月程前村の畑の師匠に聞いた話、霜が降りると白菜がおいしくなるということをうっすらと思い出しました。でも霜にあたりすぎるとダメになるとも。
スーパーではわからない、おいしい白菜の秘訣は何なのでしょうか?その理由に迫りましょう。
霜が降りるとなぜ甘くなる?
野菜の敵と言われる霜、それが白菜を甘くおいしくさせる理由は「自己防衛」に由来するそうです。敵と言われる霜が降りると、白菜は自分を守るために養分のデンプンを糖に変えていきます。それが自然の甘みになるんですね!糖分が増えると温度が下がっても凍りにくくなり、枯れずに生きる事ができます。野菜の自己防衛本能を活かした、栽培の知恵と言えるでしょう。
凍るかどうかという過酷な状況の中で生きた白菜、実際にスーパーで購入するときはわかるものなのでしょうか?
おいしさは見た目で判断できる?
甘くなるとはいえ、本来は苦手な霜。霜降りの白菜は葉先が茶色く変色しているものも多いようですが、切ってみるとほとんど見た目ではわからないとのこと。地域や霜降り白菜を使った飲食店ではそれをPRしているものもあるようですが、素人が見た目で判断するのは難しいようです。
今年は霜降り白菜にチャレンジ!
霜にあたり過ぎても良くないという白菜。昭和村もぐっと冷え込んでいるので、ここSHARE BASEでは来週あたりが採れ頃。甘くなった白菜は、鍋にしてもとろけるような食感が楽しめるとのこと。晩秋の味わいがつまった白菜、どうやって食べるかが楽しみです!