豪雪の冬に備えて。水抜きができるハンドルを設置して、水まわりの破損を予防!
古民家民泊SHARE BASE 昭和村がある福島県昭和村は豪雪地帯のため、冬場はマイナス10度を下回ることもしばしば。
2020年は凍結対策をしていたにもかかわらず、長期間の留守中の寒波により凍結し、シャワーやトイレが破損するなどの被害を被ってしまいました。。。
今回は、間違いなく水抜きができるよう、室内に水抜き栓を設置する工事をして頂きました!
1.水道の凍結対策!凍結防止の水抜き栓のハンドルを室内に設置!
豪雪地帯での水道の凍結による被害は毎年どこかしらで必ずあるもの。水を抜いておかないと、凍結して膨張し水道管やカランなどを壊してしまうんです。
基本的な対策としては、
・水を少しだけ出しておく。
・電熱線を巻いておく。
・不凍液を流しておく。
などの方法がありますが、急激な寒波や長期間の留守の場合には、しっかりと水抜きをしておくことが大切です。
ボクらは凍結の対策が甘かったせいで、昨年の冬は管理棟の離れの家が水浸しになり、たくさんの家具や衣類がサヨナラとなってしまいました。。。
▶水道の凍結の対処法は?蛇口から水が出ない朝を迎えないためにしておく簡単なこと。
今年はそんな被害を被らないためにも、水抜き栓がついていなかった離れにも設置して、万全の対策を講じておきたいと思います。
2.コンクリートを破壊! 地中の水道管から地上に管を立ち上げて設置。
SHARE BASE 昭和村の敷地内は、1つの止水栓から宿泊用の母屋、管理棟の離れに分岐しています。母屋には水抜き栓がついていたのですが、離れにはついていなかったため、今回はその水抜き栓を設置していきます。
水道管は地中深くにあるため、地面を掘ったりコンクリートを破壊したりと土木工事から始まります。
地中の水道管から水抜き栓のバルブを立ち上げ、建物玄関にハンドルをつけて操作できるようにします。敷地内の止水栓は冬場は雪で埋もれてしまうため使えないので、室内で水抜き作業が完結できるようにします!
3.長期間の留守にも安心!水抜き栓を利用した水抜きの方法。
水抜き栓が立ち上がりました。このハンドルを回すことによって、地中の水道管から供給される水を止めることができます!水抜きをする手順は以下の通り。
▼水抜き栓を利用した水抜きの方法
①蛇口から水を出す。
②水抜き栓のハンドルを止水の方向に止まるまで回す。
③蛇口から水が出なくなれば完了。蛇口は開けたままにしておく。
▼水抜き栓を利用した通水の方法
通水の方法は止水の逆の方法になります。
①蛇口を全て閉める。
②水抜き栓のハンドルを通水方向に完全に回す。
③蛇口を開けて通水を確認する。
以上となります。留守中や早朝の凍結による水道の破損は避けたいですよね。寒い上に水浸しなんて、この上なく辛いです。。。
今年はさらに母屋の配管の電熱線も新調しましたので(20年以上変えていなかったので)、凍結の被害をゼロにしていきたいと思います!