初心者でも出来る古民家の外壁改修!下目板張りを習う

破損した外壁を改修!下目板張りをのやり方をプロに教わりました!

古民家再生の最大の難所、土台の改修工事を終えたSHARE BASEの古民家。次なる課題は外壁の改修です。外壁では、板張りされた杉の外壁の修復、塗装など様々な課題があります。今回は、壊れた板張りの外壁を直す「下見板張り」を大工さんに教わったので、ご紹介したいと思います。

今回の外壁の修復箇所

外壁の破損している箇所は、男性用小便器を交換した時、水漏れ確認のために剥がした外壁部分です。剥がした箇所の断熱材はぼろぼろになっていて、腐った柱は補強が必要な状態。土台改修をしてくれていた大工さんが状況を見かねて、アドバイスしてくれることになりました!

下見板張りとは?

ここで教えて頂いたのが「下見板張り」という作業。この古民家の外壁材料は杉板を使っています。この杉板の端を少しずつ重ねて張っていくのが下見板張りという方法。調べてみると様々な方法があるようですが、今回は全ての外壁を変えるわけではないので、既存の外壁の方法に習った下見板張りをしていきます。

と、その前にぼろぼろになった断熱材の入れ替えと柱の補強です。

断熱材と柱の補強

断熱材は友人から譲って頂いたものを使いました!何ヶ月か前に頂いたんですが、使い方すらわからなかったので倉庫に眠っていましたがやっと出番です!古い断熱材を取り出し、柱の間に潜り込ませていきます。

柱は全て入れ替えると大規模な改修となり手に負えないので、添え木をするような形で補強しています。土台に打ち込む様に斜めに釘を打ち補強していきます。

さて、内部の破損した箇所を修復してからいよいよ下見板張りの開始です!

下見板張り 作業開始!

約18cm程の幅の杉板をカットして、下の部分から釘で打ち付けていきます。上の段を張る際には、約3cmほど潜り込ませるような形で重ねて釘を打っていきます。インパクトとコーススレッドの方が簡単で早いのでは?と思い聞いてみたところ、ネジの頭が目立って見た目が悪くなるそうで、釘を使って打つ場合が多いそうですよ。

下見板張り 取り付けのポイント

この時教わったのは、杉材を繋ぎ合わせる場所が、上下で食い違うように設置するというポイント。雨水の染み込みなどを防いでくれるそうです。下見板張りは、腐食したり破損しても、 その部分だけ取り替えることができる張り方。ここ意外にも張り替えが必要な箇所があるので、このノウハウを活かして進めていきたいと思います!

古民家の外壁改修 今後の作業は?

意外にも初心者でできそうな外壁の改修。やり方仕方で頭を抱えていましたが、大工さんのアドバイスのおかげで先が明るくなって来ました!今後は他の箇所の板張りの改修、及び既存の塗装剥がしと再塗装です。塗装の剥がしについてもアドバイスを頂いたので、また別の記事でご紹介したいと思います。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。