「暮らし」を体感し「技」を学ぶ。福島県昭和村は、からむし織体験生を募集しています!
苧麻(チョマ・カラムシ)という植物の繊維を素材とした古代からの織物「からむし織」。その技術を学ぶとともに、田舎の山村の暮らし、営みを体感できるからむし織体験生「織姫・彦星」の募集が始まっています。興味を行動に移すチャンス、まずは自分の心と向き合って、一歩踏み出してみましょう。
目次
1.からむし織だけじゃない、学べるのは日本の原風景が残る山村の暮らしと文化
今回の募集で第26回となるからむし織体験生。からむし織の一連の工程を学びながら、奥会津昭和村という山村での人々との交流を通じて、昔から続く暮らし、文化を知る事ができる昭和村の制度です。今回の募集では、平成31年5月から平成32年3月までの11ヶ月間の体験生を募集しています!
平成31年度からむし織体験生「織姫・彦星」
・募集期間:平成30年7月21日(土)~平成30年10月31日(水)
からむし織体験生は、村への移住生活をしながら、からむし織の工程、山村での暮らし、生き方に触れ、学ぶ事ができます。技術だけではなく、都会とは異なる人との繋がりやものの捉え方に触れ、様々な面で影響を与えてくれる貴重な制度です。
2.知れば知る程おもしろい、福島県昭和村の「からむし」
我々が「からむし」に出会ったのは、2017年5月に移住して間もない頃でした。移住する前、昭和村の特産品て何だ?何が有名か?カスミソウ?からむし織?いずれも普段の生活とは馴染みの少ないものが目に飛び込んできました。都会の花屋でも見かけるカスミソウ、でも「からむし」ってなんだろう・・・?
昭和村で出会った2大産業の中でも、「からむし」は気になりながらも直接的に関わる機会が少ないものでした。それは、古くから女性を中心として引き継がれてきたものだったからなのかもしれません。植物から繊維が生まれ、糸ができる。その糸から布ができるという工程のほとんどを手作業で行う「からむし織」は、現代では滅多に見る事のできない「技」なのです。
昭和村に居ながらにしても、なかなか目の当たりにする機会の少ないからむし織の工程。しっかりと拝見できたのは、村外の方も同じように技術を垣間見ることのできる「からむし織の里フェアー」だったと記憶しています。
それからからむし織についてはアンテナが働く様になり、すぐそばの家でもからむし織の技術を持つ人、からむし製品を持つ人、さらには改修していた古民家の中に眠っていたからむし布。昭和村の至る所に、「からむし」が根付いている事に気づかされたのでした。
3.興味を行動に移すチャンス
誰しも、新しい事を始めることに恐れや不安を抱くもの。それを払拭するものは、経験や情報だけではなく、好奇心と行動そのもの。
からむし織体験生の応募の理由は、現在では多岐に渡るようです。「織物・染色に興味があった」「自然の中で暮らしてみたかった」「ものをつくる工程にひかれた」などなど。個人的には理由なんて後付けでもいんじゃないかな〜なんて、思っちゃったりもします。自分の心と相談して、好奇心の働く方へ進んでみてはいかがでしょうか?
不安や恐れを払拭する理由の1つに、「情報」というものを挙げました。昭和村の暮らしとからむし織にフォーカスした、素晴らしい特集記事があります。私自身、こちらの方々の昭和村、からむし織への向き合い方に感銘を受けるものがあります。是非ご覧ください、そして感じて下さい。
・灯台もと暮らし-これからの暮らしを考えるウェブメディア-
▶土からうまれた糸を継ぐ【福島県昭和村】特集、はじめます。
・からむし織体験生の募集についてはこちら
▶平成31年度(第26期)からむし織体験生「織姫・彦星」募集のご案内
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