古民家が浮いてる?ジャッキアップして古い木材を抜く工程へ!
古民家再生の致命傷となっていた家屋の傾き。ジャッキアップしたその後は、腐敗した土台の木材を取り外していきます。ぱっと見れば古民家が浮いているような状態に!古民家再生、土台改修はプロの出番です。取り外した土台には驚きの状態が・・・
古民家のジャッキアップ
土台改修工事は、まず建物自体をジャッキアップする所から始まりました。初めて見る工程に驚きと興奮!職人さんの邪魔にならないようにじろじろと見てしまいました。。。家の傾きは数センチでも体に違和感を覚えます。寺社建築物等も手掛ける工務店さんにより、プロの技で腐敗した土台を改修していきます。
▶古民家再生最大の難所!土台の改修工事#1〜現状と土台入れ替えの準備〜の記事はこちらから
古い土台を抜いた後
ジャッキアップして、古い木材の土台を抜いていきます。まるで宙に浮いているかのような状態になりました!周辺の腐敗した木材や外壁を取り外し、新しい土台と壁を入れる準備に入っていきます。
経年劣化や積雪により腐敗した木材。この頃は栗の木を使用していたそうですよ。時間や雪よりも決定的となった要因、それは家を浸食する白いアイツ・・・。
恐怖の白いアイツの仕業
驚く程ボロボロになった土台に注目してみると・・・そう、木造住宅の厄介者「シロアリ」の被害がリアルに出ていました。空き家であった分、住み良い空間になっていたのでしょう。他の箇所にも被害が見られるので、今後はシロアリの駆除も視野にいれていく必要があります。逆にこの朽ち果てた土台でよく保っていたものだと驚きです。
次から次へと出る古民家再生の難題、立ち向かっていくしかありません!
コンクリート打設に向けて
土台の腐敗は、周辺コンクリートの内側に埋もれていた木材が、呼吸できずに湿った状態でいたことにも原因があります。今回は、新たに古民家の土台を置く場所に基礎コンクリートを打設し、そこに新しい土台を乗せていきます。桟を走らせて枠を入れ、次回コンクリートの打設に入ります!