古民家再生最大の難所!土台の改修工事#2〜古民家を浮かせて土台の取り外し〜

古民家が浮いてる?ジャッキアップして古い木材を抜く工程へ!

古民家再生の致命傷となっていた家屋の傾き。ジャッキアップしたその後は、腐敗した土台の木材を取り外していきます。ぱっと見れば古民家が浮いているような状態に!古民家再生、土台改修はプロの出番です。取り外した土台には驚きの状態が・・・

古民家のジャッキアップ

古民家のジャッキアップ土台改修工事は、まず建物自体をジャッキアップする所から始まりました。初めて見る工程に驚きと興奮!職人さんの邪魔にならないようにじろじろと見てしまいました。。。家の傾きは数センチでも体に違和感を覚えます。寺社建築物等も手掛ける工務店さんにより、プロの技で腐敗した土台を改修していきます。
古民家再生最大の難所!土台の改修工事#1〜現状と土台入れ替えの準備〜の記事はこちらから

古い土台を抜いた後

土台を抜いた古民家ジャッキアップして、古い木材の土台を抜いていきます。まるで宙に浮いているかのような状態になりました!周辺の腐敗した木材や外壁を取り外し、新しい土台と壁を入れる準備に入っていきます。

経年劣化や積雪により腐敗した木材。この頃は栗の木を使用していたそうですよ。時間や雪よりも決定的となった要因、それは家を浸食する白いアイツ・・・。

恐怖の白いアイツの仕業

シロアリ被害木造住宅のシロアリ被害驚く程ボロボロになった土台に注目してみると・・・そう、木造住宅の厄介者「シロアリ」の被害がリアルに出ていました。空き家であった分、住み良い空間になっていたのでしょう。他の箇所にも被害が見られるので、今後はシロアリの駆除も視野にいれていく必要があります。逆にこの朽ち果てた土台でよく保っていたものだと驚きです。

次から次へと出る古民家再生の難題、立ち向かっていくしかありません!

コンクリート打設に向けて

基礎コンクリート打設前土台の腐敗は、周辺コンクリートの内側に埋もれていた木材が、呼吸できずに湿った状態でいたことにも原因があります。今回は、新たに古民家の土台を置く場所に基礎コンクリートを打設し、そこに新しい土台を乗せていきます。桟を走らせて枠を入れ、次回コンクリートの打設に入ります!

古民家再生最大の難所!土台の改修工事#3〜生コンで基礎をつくる〜の記事はこちらから

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。