憧れの囲炉裏のある生活。噂をたよりに、畳を上げてみると・・・
築150年以上となる、ここSHARE BASEの古民家では、居間に囲炉裏があったという話を、村の方からちらほら聞いていました。荷物がもだんだんと減って来たので、いよいよその話だけをたよりに、畳を上げてみることにしました!
まず囲炉裏が隠れている場所の確認!
今一度、この古民家の間取りを振り返ってみましょう。今回ターゲットとなっているのは、1階平面図中央。和室と板の間が連なる大きな居間です。今現在、この居間よりも右側の部分は、ほぼ掃除や片付けを終え、人が泊まれるような状況にまで再生しております!徐々に左へ作業を進行していきますが、その前に気になる囲炉裏の有無を確認です。。。
畳を上げていざ囲炉裏の痕跡を探る
ちなみに、この古民家に出会った当初の部屋の雰囲気はこんな感じです。いろいろと掃除でごちゃごちゃにしていましたが、居間にあった荷物を移動させ、マイナスドライバーを駆使していざ畳を上げました!
下地の板を外してみると!
どうやら1カ所だけ後から閉じたような形跡のある畳の下地板が!興奮してはやる気持ちのまま、バールと金槌を巧みに使って床板を剥がすと、囲炉裏のような痕跡が!
囲炉裏の痕跡と断定!
その箇所だけ、コンクリートで囲まれた枠と灰まじりの土。付近の床板を剥がしてみましたが、明らかにその箇所だけ違った作りとなっていたので、勝手ながら囲炉裏の痕跡と断定。。。囲炉裏を塞ぐ際に、下地の板を補強するために、後から加えられたであろう真ん中を走る比較的新しめの木材がありました。囲炉裏を囲む枠などもなくなっていますが、何とか再生してみたいですね。もちろん活用していきたいのですが、囲炉裏については様々な規制があるそうなので、確認してみたいと思います。
謎や不思議の発見が楽しい古民家再生
古民家再生をしていると、昔の人の知恵が垣間見える所も楽しいポイントですね。その建物にまつわる歴史を聞くとワクワクします。ここも昔は殿様が寝泊まりしたことで知られていますが、隠れ家として使われていたり、床下にトイレがあったなど、いろいろな逸話を聞く事ができます。良い部分は残しながら、自分たちのアイディアを吹き込んで再生させる、これは本当に面白い!