ダイナミックなスケールで紅葉ドライブを満喫できる奥会津。
紅葉の時期は、福島県昭和村へ向かうのも出るのも、いつもより時間がかかります。会津田島方面、会津若松方面と繋ぐ舟鼻峠、博士峠などの峠道は、ため息の出るような美しい紅葉を見せてくれるからなんです。
1.舟鼻峠周辺の紅葉
舟鼻峠は、福島県昭和村と会津田島を繋ぐ峠道。紅葉の目安は10月下旬頃から11月初旬頃が見頃となります。峠道の最頂部と町に抜けるふもとでは、高低差があるためピークの時期が若干ずれます。紅葉のシーズンの週末ともなれば、福島県昭和村とを行き交う車の通りが多くなり、脇道に駐車して紅葉を楽しむ方、三脚を持ち出すカメラマンが増えてきます。
昭和村に近い峠道では、白樺の木肌と赤く色づいた葉が交差して、より紅葉が引き立つように見えます。町に近い道では、ダイナミックなスケールで紅葉した山々を見晴らしよく見ることができます。今年2018年は、気温が低くなるのが例年より少し遅かったため、10月下旬に差し掛かってから急激に色づきが早まり、日に日に違う表情を見せていました。
2.博士峠周辺の紅葉
会津若松方面と繋ぐ博士峠は、冬季は閉鎖されるほどの険しい峠道です。上の写真は昭和村の喰丸トンネル入り口からの風景ですが、トンネルの出入り口なので駐車場所、車道へ出る際には十分気をつけてもらいたいスポットです。現在博士峠は、冬季の往来も出来るように会津美里町と昭和村を繋ぐ『博士トンネル』の開通工事が2020年に向けて行われています。そのため峠道は車幅の狭い道路、片側通行などがありますのでそちらもご注意ください!
ありのままの自然が残されたこちらの峠道も、前者同様目を見張る美しさがあります。村と町を繋ぐおよそ30分ほどの険しい峠道ですが、その間ずっと紅葉に包まれた道になります。まさにまぎれもない自然の紅葉スポットです。
3.どの景色を切り取るかはあなた次第
峠道の紅葉は、局地的なスポットから全体まで、隈なく楽しめるダイナミックな紅葉スポットになります。どの景色をカメラに収めるのか、あなた次第でいろいろな表情を楽しめると思います。冬の間は雪に覆われる奥会津地域、紅葉が見頃になってから落葉までの期間はそう長くもないので、10月下旬から11月初旬頃を目指すのがオススメです。もちろん冬の景色も息を飲むような美しさになるので、一度来ればきっと忘れられないものとなるでしょう。