約1カ月半、SHARE BASEでの暮らしの感想は?

4月半ばから1カ月半過ごした、昭和村の感想やSHARE BASEで学んだことをまとめました!

4月に来たときはまだ肌寒くて山道には雪も残っていましたが、この頃はTシャツ一枚で過ごせるほど暖かくなりました。茶色やグレーだった山々も、緑にたくましく色づいています。桜や菜の花が咲き、緑に移り変わる姿を見ながら過ごした、1カ月半の感想を書きます。

1. 形容詞はチャーミング?昭和村の印象は

初めて昭和村を訪れたとき、山間にあるとんがり屋根の家々の様子が、スイスに似ていると思いました。村の人には笑われてしまいそうですが、緑を増した今はますますスイスっぽく、ますますチャーミングに見えてきます。出かけに通る国道沿いや、裏磐梯の自然を見ると、すっかり外国にいるような気分になります。

景色に劣らずチャーミングなのが、村の人々です。短い間でしたが、運動会などの行事や交流会に参加させていただき、たくさんの方々と知り合うことができました。昭和村出身の方以外にも、日本全国から移住してきた方が多くいらっしゃいます。実際に生活をしてみると、ここを選ぶ理由がわかるような気がします。

2. ほのぼのとした共同生活

共同生活

さて、Satoruのメンバーと約1カ月半の共同生活ですが、毎日ほのぼのと楽しく暮らせました。全員30歳のいい大人ですが、改修の作業と家事や炊事を一緒にしていると、部活の合宿をしているようでした。面白そうなことに飛びついて、あれこれやってみようと思える好奇心と行動力のある3人は、改装作業から週末の予定までいろいろな提案をしてくれ、飽きることなく過ごせました。毎日の晩酌にもようやく慣れてきたところで、昭和村を出るのが本当に寂しくなります。

3. 限界集落の希望

限界集落

昭和村は限界集落といわれています。そう聞くと、いずれなくなってしまう、誰も住まなくなってしまう土地を思い浮かべるかもしれません。しかし、村にいるとまったくそう感じませんでした。確かに人口は減っているかもしれませんが、ここでの生活や人々が消えていく想像はできませんでした。それは、新たに家庭を作ったり、近所同士で助け合ったり、古くからの伝統を受け継いだり、SHARE BASEのような新しい事業を起こしたりする人たちがいるからだと思います。

4. SHARE BASEのオープンを楽しみに

オープン オープン

SHARE BASEの仕事をお手伝いさせてもらう中で、たくさんのことを学びました。工具の使い方、寸法の取り方、畑の作り方、野菜の植え方など、数えたらきりがありません。 一つ一つの作業をしているときは気づきませんが、全体を通してみると「住む」と「食べる」という生活の基礎を作ることを学んできたのだと思います。これまで、それらはお金を出して手に入れるものでした。 しかし、SHARE BASEの作業を通して、それらが自分でもできるということがわかりました。簡単ではありませんが、決してハードルも高くありません。この作業を楽しくできたのが、一番ありがたいことです。

オープンまで間近となりました。自分が張った床板を人が踏み、植えた苗から育った野菜を食べてもらうことを想像すると嬉しくなります。これから発展していくであろうSHARE BASEと昭和村をこれからも応援しています。 短い間でしたが、ありがとうございました!必ずまた遊びに行きます!

 

5.ご支援・仲間を募集中!

share baseプロジェクト
SHARE BASEは、築150年以上の古民家を再生し、皆が自由に楽しめる秘密基地を提供することから始まるプロジェクトです。

SHARE BASEでは、開放に向けてのご支援、仲間を募集中です。改修はまだまだ進行中、メッセージなどもお気軽に頂ければと思います。会員費は現在改修の予算に充てさせて頂いております。先行会員の方にはプレゼントもご用意しておりますので、引き続き宜しくお願い致します!
▶What's SHARE BASE PROJECT

maho kashiwazaki
maho kashiwazaki
千葉県香取市出身。日本体育大学、Green River College 卒業。
フリーランスで編集や翻訳の仕事しながら世界を旅する。Facebookの記事をきっかけにSATORUへ。