大人が本気でやればおもしろい!雪の団体スポーツ「雪合戦」!
子供の頃、雪が降れば雪を投げ合ってはしゃいだ雪合戦。固い雪が当たるとちょっとイラッとする雪合戦。油断すると背中から服の中に雪を突っ込まれた雪合戦。はたき落としたのに2発目の奇襲がクリーンヒットする雪合戦。。。そんな雪合戦に公式ルールがあった!?しかも何年も続いている大会まであるらしい。雪の降らない地域の人は意外に知らないスポーツとしての雪合戦に迫ります。
1.雪合戦の発祥はどこ?
実は雪合戦の発祥の地はなんと我が国日本!1988年に北海道で制定された公式ルールが国際ルールとなり、今や世界でも「YUKIGASSEN」の愛称で親しまれる国際的なウィンタースポーツとなっています。公式ルール制定後、専用の雪球製造機、専用ヘルメットが作られ、1992年にはオーストラリアで国外初のイベントが開催されるなど、すでに30年近い歴史があるようです。(参考:昭和新山国際雪合戦実行委員会)
そんな雪合戦の公式ルール、果たしてどんな公式ルールなのでしょうか?
2.雪合戦の公式ルール① 試合前
画像引用:一般社団法人 日本雪合戦連盟
雪合戦の公式試合は決められた大きさのフィールドが用意され、ルールに則って行われます。基本的なルールは以下の通りです。
・1チームは選手7名、監督1名、補欠選手は2名まで
・試合は3分3セットマッチ
・ノーバウンドの雪球に当たった選手は”アウト”となり、コート外へ出る。
・1セットに使える雪球は90個(試合開始前に作った雪球だけ)
試合に臨むにはヘルメットの着用と、雪合戦に適したウェアで臨む事になります!球が使える個数に制限があるので、戦略も重視されそうですね。監督が準備される所も本格的です。
3.雪合戦の公式ルール② 勝敗の付け方
画像引用:公益社団法人 北海道観光振興機構
勝敗は至ってシンプル、相手コートのフラッグを抜くか、雪球を相手チーム全員に当てた時点で勝ちとなります。時間切れ(3分終了)の場合は終了時に残っている選手が多い方が勝ちとなるようですね。
4.雪合戦の公式ルール③ 戦略とテクニック
画像引用:HOKKAIDO LIKERS
公式試合は子供の雪遊びとは全く違い、まさに合戦ともいえる白熱した試合が楽しめます。上の図のバックラインに整列し、審判の笛で試合開始となります。勝つ為には相手チームに近いシャトーと呼ばれる壁を奪取することが勝利の近道になる為、試合開始直後のポジション取りが重要になるようです。また、シャトーに隠れた相手に雪球をあてるためのフロートボールの精度も見所。球数も限られているので、戦略とテクニックが勝敗の分かれ道となる、大人の戦略的スポーツですね。
5.雪合戦の公式大会
このスポーツ雪合戦、公式の大会は各所で行われているようです。何年も行われているスポーツ雪合戦の東日本大会は、福島県の天栄村に事務局を置いているようです。
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6.大人が本気になれるウィンタースポーツ!
画像引用:子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」
遊びの延長から公式スポーツとなった雪合戦。生で見る試合は気迫がすごそうです。意外だった雪合戦の歴史もあり、大人が本気でやれば何でもおもしろい!ということを教えてくれるような一例のようにも思えますね!遊びが公式なスポーツやゲームになっていくこと、これからもっと増えていきそうな予感がしますね。