まだまだ桜が楽しめる!関東より遅咲きの会津五桜の見頃とスポット特集!
会津五桜(あいづござくら)は、福島県会津地方にある5つの桜の銘木の総称のこと。それぞれ見頃の時期は異なりますが、関東地方よりも比較的遅咲きの桜は、いつもより長く桜を楽しむのにはピッタリ!
目次
①『石部桜』@会津若松市一箕町八幡石部
画像引用:裏磐梯高原ホテル
大河ドラマ『八重の桜』オープニングで放送された「石部桜」
樹齢約650年といわれるエドヒガンザクラで、中世会津の領主葦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべ じぶだゆう)の庭にあったと伝えられています。10本の幹からなり、枝張は最も広いところで約20mもあります。周囲は田んぼに囲まれているので雄大さが一際目立ち訪れた人を魅了します。(引用:ぐるっと会津)
周囲が田んぼで囲まれているのでより桜が引き立てられる「石部桜」。八重桜は、品種の名前ではなく八重咲きになる桜の総称のこと。通常の桜の花びらよりも多く花びらをつけ、小さいボンボンのように見えます。ボリューム感のあるなんだかリッチな桜ですね。見頃は4月中旬から下旬だそうですよ。見頃の時期には臨時駐車場ができるそうです。
②『薄墨桜』@会津高田町伊佐須美神社
画像引用:ふくしまの旅
伊佐須美神社境内南にある御神木。開花とともに花びらの色がうす墨の入った白から赤味を帯びた色になることから名がつきました。花は香気高く、一枝に一重と八重が混じり早咲き遅咲きもある珍しい桜毎年4月29日には、この花を餅にまぜてつき氏子に振る舞う「花祝祭」が行われます。(引用:ぐるっと会津)
植物学上からも貴重な銘木となっているという薄墨桜。見頃は例年4月下旬頃となるそうです。
③『虎の尾桜』@会津高田町雀林・法用寺
画像引用:ふくしまの旅
三重の塔で知られた法用寺観音堂前にある。その形を虎の横たわる姿に見立てた説と、花弁から細い弁が出ているところからそう呼ばれるようになったと言われる説がある。(引用:会津五桜)
境内には会津唯一の三重の塔があり多くの人でにぎわいます。見頃は4月下旬から5月上旬頃。会津五桜の中でも遅咲きの方ですね。
④『大鹿桜』@猪苗代町西峯磐椅神社
画像引用:磐椅(いわはし)神社
947(天暦元)年に村上天皇の勅使が奉納したというサトザクラの一品種、八重桜(子菊桜)で「会津の五桜」のひとつ。花の香りがよく、開花時は白色で、その後ピンク色に変わり、最後は鹿の色に似ることから「大鹿桜」と呼ばれる。標高580㍍の高地にあるため、福島県内で最も遅く咲く桜の名木の一つ。開花期間はゴールデンウイーク後半から5月下旬。(引用:磐椅(いわはし)神社)
鹿のような形が由来かと思いきや鹿の毛色に変化することが由来の「大鹿桜」。GW後半から5月下旬が見頃で、会津五桜の中では最も遅咲き。開花期間が長いことから「翁桜」とも呼ばれるそう。ソメイヨシノよりも濃い色の花を咲かせます。
⑤『杉の糸桜』@会津坂下町杉地区薬王寺
画像引用:みなみの香草屋Blog
会津坂下町杉集落の薬王寺境内にあり、天正年間(1573~1592年)に植えられたというシダレザクラ(エドヒガン)の変種です。現在は、古木1本と若木2本が微紅色の美しい花をつけます。4月中旬から下旬にかけて見頃になります。(引用:極上の会津)
まるで滝のごとく流れるように垂れている様子から、糸桜と呼ばれるようになったそう。会津五桜の中では唯一の枝垂桜です。見頃は4月中旬から下旬頃。
会津五桜の場所は?
会津五桜は会津地方に点在しています。中には自転車で巡る人もいるようですが、車の移動がオススメですね。満開の時期がそれぞれ異なるので、満開の桜をぐるっと回るのは難しそうですが、桜だけでなく神社の境内周辺の景観などを楽しむのもいいですね!会津若松市を中心とした場合、蚕養国神社の峰張桜や市内の太夫桜も含まれることもあるそうです。年に一度の桜の季節、できるだけ長い春を感じてみてはいかがでしょうか?