事業者の方とみんなで奥会津の未来について考えるイベントを11/14(月)に三島町で開催いたしました!
先日、当マガジンでも告知したカンファレンスイベント『これからの奥会津の未来を地域産品から考える会』を、先日11/14(月)に三島町で開催いたしました。ありがたいことに多くの事業者の方にお越しいただき、ゲストの方と一緒に奥会津地域の未来について様々な角度から考えることができました!
イベントでは講演会やパネルディスカッション、そして奥会津事業者紹介と、奥会津の未来を考える盛りだくさんの内容となりましたので、今回はその様子をみなさんにお伝えしたいと思います!
目次
1.カンファレンスイベント『これからの奥会津の未来を地域産品から考える会』
この度、開催したカンファレンスイベント『これからの奥会津の未来を地域産品から考える会』は「学び」と「気づき」をテーマとしていて、他の地域での成功例や失敗例も含めて学び、そして改めて奥会津地域の課題や現状を把握してみんなで一緒に考えることで、新たな気づきに繋げられれば!という想いから企画・開催いたしました。
イベントの対象者は奥会津内の事業者とこれから奥会津内で起業を考える方々。奥会津全域にチラシを配布したものの、実際どのくらいの人が来てくれるかドキドキしながら、朝からイベント開催へ向けて事務局スタッフ総出で会場準備を行います。
そして定刻になり開場すると続々と事業者の方々が!ほっと胸を撫で下ろしながらも、頑張らなければと気合いを入れ直します。
2.他地域で活躍する地域商社の経営者をスピーカーゲストに招いた講演会!
只見川電源流域協議会の局長のご挨拶、開会の挨拶が終わり、簡単に我々SATORUについて紹介させていただいた後、さっそくひとつ目のプログラムである講演会に。
今回は他の地域で地域商社(※補足1)を経営されているお二人のスピーカーゲストをお招きし、地域での成功体験や失敗体験、そして地域の持つ可能性について講演していただきます。
まずお一人目のスピーカーゲストは、同じ福島県で活躍されている株式会社あきんど 代表取締役商人の廣田拓也 氏に講演していただきました。廣田さんからは地域の可能性や成功談を数字で可視化しながら解説いただいたのですが、同じ福島ということもあり、親近感が湧くと同時に近隣地域の学びを得ることができました!
※(補足1)
地域商社とは主に地域資源を活用して経営される会社のことですが、実はにそこにきちんとした定義付けはないものとなっております。そのため、その形や収益モデルは地域や会社によってさまざまなので、現在地域の可能性のひとつとして注目されております。
お二人目のスピーカーゲストは香川県三豊市で活躍されている瀬戸内うどんカンパニー株式会社の代表取締役 北川智博 氏。北川さんからはゼロから地域を巻き込んで進んで行くための術や、想像と違った地域課題などを実体験ベースでお話しいただきました。
廣田さんと同じ地域商社と言ってもそのカラーは全く別もので、そのギャップが面白くそして興味深く、会場の方も楽しく聴き入っていました!
3.SATORU代表の橋本も入り、奥会津の未来についてパネルディスカッション!
お二人の講演が終わりましたら、我々SATORU代表の橋本を交えてパネルディスカッションへ入っていきます。ディスカッションのテーマは「奥会津の未来について」。
今回は地域商社を経営するお二人をお招きしましたが、あくまで地域商社も手段のひとつとしてフラットに奥会津の未来を描くにはどうしたらいいのか。この地域にはどんな描き方がマッチして、どうすれば可能性がより広がるのかを熱くディスカッションいたしました!
やはり7町村という広域での難しさ懸念の意見もありながらも、奥会津にすでにある素晴らしいコト・モノ、そしてまだまだ秘めている魅了や可能性が大いにあるということをお二人からお話しいただきました。
SATORUがこの事業に手を挙げた一番の理由はひとえに『奥会津が大好きだから』。そんな奥会津にはやはり色んな未来の描き方があるなと改めて実感しながらも、とてもワクワクするディスカッションとなりました!
4.SATORUが、奥会津の事業者をスピーカーゲストと参加者の方へご紹介!
ディスカッションを通して奥会津の未来についてみんなが考え始めたところで、最後のプログラム「奥会津事業者紹介」へ。奥会津には素晴らしい事業者の方がたくさんおります、このプログラムでは、我々SATORUがそんな事業者の方をピックアップしてご紹介!
スピーカーゲストのお二人にはもちろん、奥会津内からお越しいただいた会場の参加者の方へも”改めて”ご紹介することで、今まで知らなかった事業者の想いや考えを知ってもらうキッカケになればいいな、ということでプログラムに入れました。
今回登壇していただく事業者様は3名。お1人目は会場となっている三島町から「有限会社 会津地鶏みしまや」代表取締役の小平さん。
小平さんからは事業の目的が三島町を知って実際に来てもらうことにあることや、その狙いのための事業展開などをお話しいただきました。小平さんの「来てほしい」という想いがふつふつと伝わってきて、とても胸が熱くなりましたね!
お2人目は会津田島から「会津酒造株式会社」の専務取締役 渡部さん。渡部さんからは酒蔵ならでは経営感や時代の見据え方。未来への期待や描き方を話していただきました。酒蔵さんというまた一味違った事業者の声に、会場の方は興味深々に耳を傾けておりました!
最後は柳津町から「かわちやグループ」の取締役 稲村さん。かわちやグループはスーパーを中心に観光や旅館など多岐にわたる事業展開を行なっていて、郡山にも支店を持つ会社。稲村さんからはグループの理念であったり地域のリアルな実情や課題など、柳津をはじめとした奥会津地域の課題についてお話しいただきました。
実際にさまざまな現場で向き合っている稲村さんの言葉は課題の芯をとらえていて、奥会津の未来にとって非常に大切なお話でした。
地域の事業者の皆さんからのお話を聞くことで、同じように地域を想い、一緒に悩める人がいるということを、参加事業者の皆さんにも感じ取って頂けたのではないでしょうか?
他地域で課題に立ち向かっているスピーカーゲストによる講演会や、奥会津地域内の事業者紹介を通して、より奥会津の未来について学びと気づきを深めることができるカンファレンスになったのではないかと思います!
5.このカンファレンスをキッカケに、事業は次なるステージへ‥。
今回開催したカンファレンス『これからの奥会津の未来を地域産品から考える会』。我々はこの会をキッカケに、本年度中に更に奥会津の未来を考えるイベントを実施してまいります。
少しずつではありますが本事業を通して奥会津、福島、そして全国の地域課題に立ち向かっていきたいと思っております。そして、その様子は今後もマガジンにて追っていきますので、ぜひご覧頂ければ幸いです!地域の未来をみんなで考えましょう♪
▼次回、「奥会津の未来を考える視察ツアー」へ。
奥会津事業者の生の声を聞いて考える「奥会津の未来を考える視察ツアー」を開催しました!
▼この事業を始めるきっかけの話は下の記事からご覧ください!
●地域の”課題”とは!? 奥会津で感じた地域の素晴らしさと危機感。