0.番外編 福島県昭和村のあれこれ

昭和村の夏の風物詩『からむし引き』。昔ながらの手作業で伝統を繋いでいく美しい姿とは!?

手作業で昭和村の伝統を繋いでいく、その確かな技術をご覧あれ。

梅雨が明け夏の日差しが降りそそぐ中、昭和村では今年も『からむし引き』が始まりました!
『からむし引き』とは、昭和村の伝統工芸品である「苧織り」の糸を作る工程の1つで、からむしから繊維を取っていく作業なんですが、毎年この時期の恒例行事になっているんです。
今回は、そんな昭和村の夏の風物詩『からむし引き』の様子をレポートしたいと思います!!

1.夏の昭和村の風物詩『からむし引き』

苧
夏の日差しが眩しい先日、近所の方に「今年もからむしのお引きが始まったから、よかったら見においで」と言われ、『からむし引き』をやっている体育館にお邪魔してきました。

苧織り
伝統工芸品
体育館の中に入ると夏の暑さをモロともせず、今年の織り姫さんや熟練のベテランさんが、横一列になって、みなさん一斉にからむしを引いていました。
近所のおばあちゃんがいたので『からむし引き』の作業を一通り見せてもらうことにしました!

2.昔ながらの手作業で繋ぐ伝統!

奥会津昭和村
会津の工芸品
これが、前の工程の『からむし剥ぎ』を終えたからむしの束です。『からむし剥ぎ』が終わると、皮が乾燥しないように綺麗な清流につけて、水の中で保存をしておくそうです。
からむしを引くときは、この水からからむしを1束づつ取り出して引いていきます。

苧引き
皮が付いている状態のからむしです。これがあの綺麗な糸になるとは想像つかないですよね。

福島の工芸品
こちらの道具を使ってからむしを引いていきます。昔から長年使っているそうで、木の柄の部分がすり減って、自分の手にピッタリと馴染むんだそうです!道具1つとっても、その歴史を感じます。。

からむし織り
お引き台の上にある金属のフックにからむしをかけたら、先ほどの道具を使って引いていきます。

織り姫
からむしを引くと、このように皮が剥がれていきます。

昭和村
そしてこれが、皮が剥がれた糸になる繊維です!透き通っていて、とても綺麗ですね!!

田舎の工芸品
引き終わったからむしは、ある程度の量で束にして干していきます。だいたい2日ほど、陰干しで乾燥させていくそうです。

手仕事
力加減がとても難しいからむし引き、普通は一回に一本づつしか引けないそうなんですが、長年やっていいるベテランになると、2本いっぺんいに引けるそうですよ!

昭和村の苧
男性がからむしを引く地域もあるそうですが、昭和村では昔から高品質を求めて作業が丁寧な女性がやってきたそうです。見学を一通り終え帰ろうとすると、カボチャのおすそ分けまで頂いてしまいました!
こうゆう優しさが昭和村の良さだなと改めて感じながら、のんびりと体育館を後にしました。

3.そしてからむしは次の工程へ。

手作りの伝統工芸品
引かれたからむしは、次の工程と移っていきます。以前にからむしが織物になるまでの全工程を紹介した記事がありますので、よかったらご覧ください!
からむし織の希少価値を実感!工程を知って納得!からむし織の高価な理由とは?

いかがでしたか、昭和村の夏の風物詩『からむし引き』。夏の暑さの中、一心不乱にからむしを引く女性たちは、伝統そのものを繋いでいるようなそんな美しい姿でした。

ryo suzuki

ryo suzuki

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福島県伊達市出身。様々な仕事を経験した後、もっと人生を楽しみたいと考えるようになり起業家を志す。面白いことを探してる最中『SHARE BASE』を知り訪れそこで志が同じ仲間と出会い感銘を受け、株式会社SATORUへ。

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