アルミ製のメスティンを長く愛用するため、使う前に必ずやっておきたい「シーズニング」を実践解説!!
アウトドアやキャンプの定番調理ギアとなった「メスティン」。その使いやすさから今では多くのメーカーから販売されておりますが、みなさんは使う前にきちんと「シーズニング」をやっていますか?
今回は、アルミ製メスティンを長く使っていくために必ずやっておきたい「シーズニング」を、実際にやりながら解説していきたいと思います♪
1.メスティンを使う前のお約束「シーズニング」。
僕がアウトドアの調理で愛用しているギア「メスティン」。メスティンとは日本の「飯盒(はんごう)」のようなもので、お米を炊いたり食材を煮たり焼いたりと、幅広く使うことのできるアウトドアの調理器具なんです!
メスティンというのは元々スウェーデンのブランド「トランギア」が開発して販売していたのですが、キャンプブームと共にメスティンの人気も高まり、今では多くのメーカーから様々な種類のものが展開されております。
今回はその中でも、” アルミ製 ”のメスティンを使う前にやって必ずやっておきたい「シーズニング」について、実際にやりながら解説してきます!
もちろんやらなくても使うことはできるのですが、シーズニングをすることでメスティンを長く使っていくことができますので、これからメスティンを使う方はぜひ実践してみてくださいね♪
2.実際にシーズニングをやってみた!
アルミ製メスティンのシーズニングは、大きく分けて2つのステップがあります。では、さっそくやりながら解説をしていきたいと思います!(今回はトランギアのメスティンで行っていきます。)
〜STEP1〜 縁のバリ取り
まず最初の工程は「バリ取り」になります。メスティンの本体と蓋の縁にはバリがついていて、このままだと触って手を切ったりすることも!! ですので、まずはこのバリをきちんと処理していきます。
バリ取りには耐水ペーパーのやすりを使っていきます。やすりの番手は人によって様々なのですが、今回は400番と1000番を使っていきます。
まずは400番のやすりを使って、全体的に大きなバリを取っていきます。最初は鋭いバリがあって本当に危険ですので、必ず手袋をして作業を行ってしてくださいね!
アルミ製のメスティンはそこまで力を入れずとも、意外と簡単に削れていきます。このように削りカスも出てきますので、室内で行う場合には新聞紙などを敷いておくといいですよ!
400番で全体のバリがおおかた取れたら、1000番のやすりを使って滑らかに仕上げていきます。
縁を手で触ってバリが綺麗に取れたのを確認したら完了です!次の行程に入っていく前に、一旦ここで水で流しておきましょう。
〜STEP2〜 表面をコーティング
バリ取りが終わったら次の行程「コーティング」を行っていきます。このコーティングをすることでアルミ表面に膜を作り、食材が焦げ付きにくくなったり黒く変色するのを防いだりと、とても重要な効果があります!
そして、このアルミ製メスティンのコーティングに使うのは、なんと「お米の研ぎ汁」というから驚き!! 研ぎ汁をメスティンに入れて火にかける方法もあるのですが、それだと内側しかコーティングがされないので、今回は大きな鍋でメスティンごとを煮ていきたいと思います。
蓋と本体を研ぎ汁に入れ火にかけたら、沸騰するまで温度をあげていきます。沸騰したら火力を少し下げ、このまま15分〜20分ほど煮ていきます。
20分煮たらコーティングがきちんと定着するよう、自然に冷めるまで放置しておきます。こちらがコーティングがされたメスティンです。いかがでしょう、最初の光沢が消えどことなくマットな質感になったと思いませんか?
鍋から出したら最後に中性洗剤で洗って、シーズニングの完了です!! 見た目こそ、そこまでの変化はありませんが、これできちんとシーズニングされておりますのでご安心を♪
3.メスティンで楽しいアウトドアライフを!!
今回は、アルミ製のメスティンのシーズニングを実際にやって解説してきましたが、どうでしょう意外と簡単だったと思いませんか?
このシーズニングを最初にやっておくことで、メスティンを格段に長く使っていくことができますので、ぜひメスティンを買った方は試していただければと思います!(今ではシーズニング不要なメスティンありますので、行う前にご自身のメスティンを確認してくださいね!)
キャンプやアウトドアで活躍する万能ギア「メスティン」。今後は実際に料理をした記事もあげていければと思いますので、どうぞみなさんお楽しみに♪