“1世紀”の時を超えて蘇った、福島県昭和村の伝統行事『渡御祭(とぎょさい)』は8月15日(木)に開催!

復活を遂げて10年。地域の活力を生む村の伝統行事『渡御祭』とは?

1.明治時代に途絶えた祭事が復活。『渡御祭(とぎょさい)』とは?

田舎の夏の行事
画像引用:ファーマーズカフェ大芦家「zinento.exblog.jp」
『渡御祭』は、福島県昭和村 小中津川地区の氣多(けた)神社に古くから伝わる祭事。氣多(けた)神社に残る古文書によれば、神体を神輿に移し集落に繰り出し、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願するもので、約300年前に始まった祭事なんだそう!

田舎の夏のお祭り
画像引用:ファーマーズカフェ大芦家「zinento.exblog.jp」
明治時代に途絶えてしまったこの祭事は、村に活力を与えたいと立ち上がった村民によって神輿や面が修復され、平成22年になんと約130年ぶりに復活! 今年はそれから10周年という節目を迎える年になります。

テングやおかめとも呼ばれる猿田彦(さるたひこ)、猿女君(さるめのきみ)の面や太鼓を用いて、集落を練り歩く様は、まさに田舎の伝統行事そのもの。歴史のある祭事を間近で見られるチャンスです。

2.田舎の夏の伝統行事、今年は新しい試みも。

◆盆踊り 8月14日(水)午後7時00分〜


前日の14日(水)には、氣多(けた)神社にて盆踊りが開催されます。提灯の灯りに照らされた境内周辺が、懐かしい夏祭りの風情を感じさせてくれそう。

◆渡御祭 8月15日(木)午後1時30分〜


明治10〜12年頃から中断され、平成22年度に復活してから10回目という節目を迎える渡御祭。御神体の映った神輿と氏子が地域内を練り歩きます。

◆神楽舞 8月15日(木)午後3時〜


10年目という節目に新たな試みとして始まるのが”神楽舞”。神に奉納されるために行われる神楽舞は、一見の価値アリ。

3.『渡御祭(とぎょさい)』開催概要。

◆『渡御祭(とぎょさい)』
〈日程〉2019年8月15日(木)
〈開催時間〉13時30分~御神輿集落巡行
      15時00分〜神楽舞(境内にて)
      ※盆踊りは14日(水)19時30分より氣多神社にて開催。
〈開催場所〉氣多神社境内から地区内
〈主催・お問合せ先〉小中津川区 渡御祭実行委員会
〈後援〉昭和村・昭和村教育委員会
『渡御祭(とぎょさい)』公式HPはこちら

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。