抜群のロケーション!奥会津に響いたロックチューン!
今年で7回目の開催となる奥会津ロックフェスティバル2018!2018年8月25日(土)今年はいよいよ奥会津昭和村にやって来てくれました!会場は電波も薄れる奥会津昭和の森キャンプ場、秘境の奥会津でどんなフェスが開かれたのでしょうか?
目次
1.奥会津ロックフェスティバルとは?
奥会津ロックフェスティバルは、大自然×旅×音楽をテーマに、福島県奥会津地方の夏をアツくするロックフェスです。フェスの通称は、時間の”o’clock”になぞらえて”奥ロック”。大切な「時間」をみんなで共有したい。一度は震災や水害で止まってしまった針を着実に進めていきたい。そんな思いが込められた、今年で7回目を迎えた野外フェスです。
日本一秘境で行われるという奥会津ロックフェスティバル!今年は我らが福島県昭和村「奥会津昭和の森キャンプ場」で行われたその様子をレポートしていきたいと思います。
2.もはや音楽しか楽しめない?奥会津昭和の森キャンプ場へ
フェスの開場はAM11:00、昭和村の各場所に停まる送迎バスに乗り、開場へはPM13:00を回る少し前に到着です。手作りで作られた看板がお迎えしてくれます。
バスの停留所から5分程歩いてステージ方面へ向かいます。周囲は見渡す限りの木々で、携帯の電波はau、docomoのみかろうじてつながる状態の開場です。さすが日本一秘境のロックフェス、この環境はスマホの画面を見てないで、音楽を本気で楽しめと言っているかのようです。
既に1組目のアーティストの演奏が終わっている頃ですが、賑やかな会場はもう目の前。会場の方面からはMCの声が聞こえて来ました。
3.いよいよ会場内へ。奥会津うまいもんフェアも同時開催!
到着した時には1組目と2組目の入れ替えのタイミング。ステージを眺められる芝生のフィールドに拠点を構えます。拠点が決まったら、早速賑やかに立ち並ぶ出展ブースへ!
ちなみにこの「奥会津ロックフェスティバル」、入場料は例年無料、運営のカンパとして500円支払う代わりに、イベントのラバーバンドをもらえるようになっています。参加者のほとんどが同じラバーバンドを腕に付けて、一体感も出ています。
村で開催のイベントということで、驚く事におじいちゃん、おばあちゃんも会場にはちらほら。日本一秘境のロックフェスであると同時に、日本一年齢層の幅が広いフェスでもあるのでは・・・?
昼ご飯もまだだったので、まずはなかよしやさんの想像を越える豚丼で腹ごしらえです。奥会津ロックフェスティバルの会場では、「奥会津うまいもんフェア」も同時開催されており、選りすぐりのおいしいご飯も楽しめます。赤カボチャのコロッケや、昭和村産のそば粉を使ったガレットなど、ここでしか食べられないものも盛りだくさんです。
腹ごしらえもそこそこに、いよいよ2組目のアーティストの演奏が始まります。MCの合図とともにぞろぞろとステージに人波が流れて行きます。
4.数々のアーティストがいつもは静かな会場をロックする
昼時の眠くなる会場に、ガツンと喝を入れる様な激しいサウンドをくれたのが「indischord」!東北最大級のフェス『ARABAKI ROCK FEST.17』の出演者オーディション『HASEKURA Revolution』にてグランプリを獲得した実力を垣間見ました。
大阪を拠点に活動するロックバンド『the Howl』、一緒にライブを作っていくという会場との一体感を生んでくれました。途中、ギターの音が出なくなるというアクシデントがありながらも、それを思わせないステージ作りに驚き!
昨年の奥会津ロックフェスティバルにも出演してくれた「スマートソウルコネクション」、独特のテンポ感とユニークな曲の数々!あっという間にその世界観に引き込まれます。大自然の中で聞くソウルフルなブルースハープも◎。
東北以外からも多くのファンを呼び寄せたLUNKHEAD、奥会津の秘境にまでやって来た疲れ知らずの音楽ファンと会場を完全にロックしています。
いつもは静かに時を刻む昭和村ですが、この日ばかりは激しいロックサウンドに揺れ動くフェス会場に成り代わり、気づけば夕暮れ時に。この後は「奥」会津ならではのアーティストも・・・。
5.日が暮れて会場のムードも最高潮に
“10万人が足を止めた魔法の声”、「時をかける少女」の主題歌「ガーネット」でも有名な奥華子さんの登場は、あたりも薄暗くなって来た頃。不思議とぱらぱらと降っていた雨も止んで、心に沁み入る甘く切ない歌声が昭和の森に響き渡ります。入場時に配られた「奥」と書かれたうちわが、まるでワンマンライブのようでした・・・。
すっかり夜になって会場の雰囲気もクライマックスへ。ラストを飾るのは「空想委員会」です!
アップテンポな曲と会場とのコール&レスポンス、一気に会場のムードは最高潮に上がります。
6.日本一秘境のロックフェス!来年にも期待が高まる!
ステージ後方には奥ロックののぼりが振られ、ステージの明かりに照らされた観客の陰が伸びる幻想的な雰囲気の中、奥ロック2018は終焉を迎えました。
最終的には、日本一秘境のロックフェスと言われながら1400人程の動員のあった奥会津ロックフェスティバル2018。電波も少なかった今年の会場では、終始音楽と食にのめり込める素晴らしい内容でした!そんな環境の奥会津昭和の森キャンプ場でのキャンプもオススメですね。
最後まで盛り上げ続けてくれた実行委員会の方々に感謝しつつ、次回の会場が一体どこになるのか?来年の奥会津ロックフェスティバルにも期待が高まります!