栄養価に期待高まる、苧を練り込んだ麺が特徴的な鶏白湯ベースの逸品。
「第36回 からむし織の里雪まつり」で鮮烈なデビューを果たした、食べる苧プロジェクト発の「苧(からむし)ラーメン」。レギュラーメニュー化を熱望されながらも、まさかのからむしの供給不足により断念。一時は幻のメニューとも呼ばれた苧ラーメンが、ついに昭和村のレストラン「苧麻庵(ちょまあん)」にてレギュラーメニューとなりました!
1.苧ラーメンはどんなラーメンなのか?
2019年の「からむし織の里雪まつり」で、電撃的なデビューを果たした「苧(からむし)ラーメン」。
1番の特徴は、苧の葉が練りこまれたこの麺。昭和村では、古くからこの「からむし」の茎の皮から取れる繊維を原料とした伝統織物「からむし織」が受け継がれてきました。
これまで使われていなかった葉の部分の栄養価に着目して、苧ラーメンの麺が誕生することに。
濃厚な鶏白湯スープをまとった麺は歯ごたえも良く美味。当時100杯限定で出されたそのラーメンは、まさかの素材の供給不足により、レギュラーメニュー化は先送りに。幻のメニューになって、ボクらの脳裏に焼きついて離れなかったのでした。。。
2.1年ぶりのご対面。そのお味は?
そしてそんな衝撃から1年。2020年のからむし織りの里雪まつりで、からむしラーメンはまたその姿を現すことになるのです! 待望のレギュラーメニュー化を果たしたからむしラーメン。郷土食伝承館 苧麻庵の券売機には、まぎれもない「からむしラーメン」の文字が!
欲を出して大盛りボタンを探すも、貴重なからむしの葉を使用している苧ラーメンは大盛り不可。一杯を大切に、大切に食べようと思いつつ、空腹を満たすための単品ご飯は鶏白湯ラーメンのマスターピース。
昨年の苧ラーメンに比べると、マイルドさが増して少し上品になったような気がします。(個人の感想です。)繊維質の強い苧の葉が練りこまれた麺は少し緑がかっていて、鶏白湯のスープがしっかりと絡みます。糸唐辛子は全体的にマイルドなスープにちょっとしたインパクトを与えてくれるので◎! これで栄養価も高いと言うのだから、食べていても罪悪感ゼロ?!
3.昭和村に来たら一度はご賞味あれ。苧麻庵の提供する季節の食材にも注目!
昭和村にはなかった唯一の鶏白湯ラーメンがデビューした苧麻庵。他にも苧麻庵では、地元産の新鮮な野菜と四季折々の山の幸、そして昔ながらの手作りの味にこだわったメニューがまだまだ! 昭和村の自然を存分に盛り込んだ「苧麻膳」は、おもてなしにも申し分なしです。
◆郷土食伝承館 苧麻庵
画像引用:全国商工会連合会
住所:〒968-0215 福島県大沼郡昭和村大字佐倉 字上ノ原1
TEL: 0241-58-1455
営業時間:11:00 〜 15:00 ※水曜定休
駐車場:あり