木材の保護と塗装に抜群の効果!キシラデコールを使った塗装と床板の取り付けへ。
ガゼボ(東屋)を設置するためのウッドデッキ作りもいよいよ佳境へ! 水平な土台ができた後は、木材の保護塗料を全体に塗り、デッキの床となる板を張り巡らせていきます。
目次
1.屋外の木部にバツグンの効果! キシラデコールはどんな塗料?
ウッドデッキを完成させる前に、保護塗料を塗る必要があります。これをするのとしないのとでは、仕上がりに差が出るのに加えて、ウッドデッキ本体の寿命も大きく変わってくると言います。
今回は、デッキの上にガゼボが乗ることを想定して、耐朽性の高いプロ御用達のオイルステイン系塗料『キシラデコール』を使って木部を保護していきたいと思います!
『キシラデコール』は、オイルステイン系の防腐・防虫塗料。油性塗料ですが、木の表面に塗膜を作らないタイプです。低粘度、液状で、刷毛などで塗布し、木材に浸透させて着色することが可能な塗料です。
表面に塗膜を作らないので、塗った部分の膨れや割れなどができない上、木目を生かした自然な仕上がりになるのがポイント。油性ですが粘度も低いので、初心者でもムラなく簡単に塗ることができるというのも、多くのDIYラバーから愛用されている理由の1つです。
まずは、完成してからでは塗ることのできない土台部分から塗り広げていきます!
2.ウッドデッキの土台にキシラデコールを塗る。
キシラデコールは低粘度ですが、その分塗り方によっては液垂れも多く、塗料を無駄にしてしまうことも。よく塗料を撹拌(かくはん:よくかき混ぜる事)した上で、ハケを使って少しずつ塗っていくのが無駄にしないポイント。(値段もそれなりなので・・・。)
同時並行して、床板になる2×4材にもキシラデコールを塗っていきます。本数がかなり多いので、こちらは全て別の場所に並べてからローラーとハケを使って一気に塗り広げます!
床板は最終的に2度塗りで綺麗に仕上げていくので、この段階では2×4材の表面、裏、両側面の4面を塗っていきます。ローラーは広い範囲を塗るのにスピードこそ早いものの、塗料を無駄遣いしてしまう恐れがあるので、しっかりと伸ばして塗り広げていきます。
3.これで耐朽性が激変! 床板の取り付けのポイント。
床板の取り付けの最大のポイントは、「板同士を一定間隔で空ける事」。これには仕上がりに差が出るメリットが!
①水はけが良くなり、木材の経年劣化を軽減させることができる。
②しなりや曲がりのある材料を矯正する余裕ができる。
③見栄えが良くなる。
などのメリットがあるので、これからウッドデッキづくりをするという方は是非行って欲しい。
床板と床板の間にスペーサーを入れて、一定の間隔を保って根太に打ち込んでいきます。板にしなりがある時には、力を入れて矯正しながら打ち込んでいくと仕上がりも綺麗になります。
床板を途中まで打ち込んだ段階です。大体の完成が見えてきました。根太と根太の間には、経年で左右にズレてきてしまう土台を補強するための材料をかませています。
4.ウッドデッキ完成! 最後は仕上げの塗装へ。
これで、ガゼボ(東屋)を設置するためのウッドデッキの形がほぼ完成しました! 丁張り作業を行なったおかげで、若干のズレはあるものの、強度もありしっかり水平の取れた、歪みのないウッドデッキを作ることができました。
キシラデコールが足りなくなってしまったので、仕上げの塗装はまた後日。2度塗りすると効果も発色も良くなるので、ウッドデッキをDIYする人にはオススメです。仕上げの塗り終われば、いよいよコストコのガゼボの組み立てに入ります!