いよいよ梅雨明けももう間近。2017年全国的なニュースとして世間を騒がせた大雨の様子をご紹介。
移住してからはじめて過ごす昭和村での梅雨。そして自分としては久しぶりに会津で過ごす梅雨でした。今年は長期的な集中豪雨が多く、驚くほどに川の推移があがったり、村内放送で警報が鳴り響いたりとこれまでに体験したことないほど、そわそわした梅雨の時期を過ごしました。全国的にはニュースで取り上げられており、遠い方だと沖縄の方からも心配のご連絡を頂きました。そんな様子を少しだけご紹介させて頂きます。写真は、避難勧告の出た会津川口駅近くからみる、増水後の只見川。一見、川に浮かぶ集落のようにみえてとても綺麗ですが・・・大雨後の増水時、住民はソワソワだと思います。
会津川口~昭和村まで
会津若松、会津坂下、会津柳津を経由して昭和村まで来れるルート国道400号線があるのですが、そのルートでニュースにもなった金山町。会津川口駅があります。只見川沿いを走り、会津川口駅から側道に入ると昭和村にたどり着くのですが・・・、ニュースにもなった集中豪雨の際には通行止めに・・・そんな通行止めが解除されたばかりルートにある、玉梨温泉沿いの野尻川の様子です。
シェアベースの目の前の野尻川は・・・
【Before】本当に本流かというほど水量が少なく、綺麗に澄み切った水が流れており、イワナヤマメが釣れたり、7月の上旬には鮎釣りの観光客で賑わっております。またお盆シーズンには家族が川遊びをするような環境で、自分たちも暑いときには川に入り、涼んでいる川。田舎ならではの絶好のスポットなのですが・・・
【After】
大雨のあと増水の時にはこんな感じに、穏やか、澄み切ったなどとは程遠い全く別の顔を見せてくれます。というよりは二重人格の如く豹変します。如何に雨の日の川沿いが危険か思い知りました。自分たちも若い時に川近くでキャンプしたい!!ということで川近くにテントを設営したこともありましたが、これを見てしまうとゾッとします・・・。どんなに晴れていれも川沿いにテントを設営するのは危険ですね・・・。常に鉄砲水を警戒しなければならないと改めて思います。
昭和村の歴史から学ぶ、避難勧告な判断基準。
まずは野尻集落の避難勧告を出すか否か決める判断基準ですが、野尻地区から中向地区に渡る橋で水位を確認し決定しているのです。通常は30cm-50cmが平均水位の野尻川ですが、一夜降り続いた大雨のこの日の明け方には約100cm。夜中には180cmに到達したのか湿っておりますね・・・。この水位が200cmに到達すると、避難勧告を出すか判断されるそうです。そう、この日はギリギリのところだったんです。
実は昭和村、定期的に水害が発生しております。歴史的にも昭和32年、昭和44年、平成16年の大雨で発生した水害は、甚大な被害をだしております。▶水害歴史の参考①▶水害歴史の参考①
なかでも昭和44年は、野尻川が氾濫し野尻地区の集落が浸水したということで、大雨になると村の方々からよく当時の話を耳にする機会も多いです。。
梅雨は特に要注意。危険な集中豪雨
ということで大雨の際は、川沿いなどには近づかないことが一番です。そしてこれから川で遊ぶ際にも雨が降って来たら要注意。速やかに川から上がり避難しましょう。そして梅雨はもちろんですが、これからは台風の季節にもなります。引き続き注意が必要ですね。そして我々はこの雨の量が、雪へと変わり降り積もっていった場合にどうなるのか、今から心配です。