地域の”課題”とは!? 奥会津で感じた地域の素晴らしさと危機感。

地域にはどんな課題がある?

日本の各地域には素晴らしい地域資源が存在しています。ボクらが移住した福島県昭和村も、地域資源を生かした固有の産品や文化があり、他の地域に誇れるものが多くあります。しかしその一方で、それらを持続し生き残っていくための課題や問題から、目を背けることができない状況にあるのも紛れもない事実!

ボクらが肌で感じた地域の課題の共有と、SHARE BASE Membershipを通してそれらの課題の解決にチャレンジする様子を綴っていきます!

1.地域で学んだヒト・コト・モノと感じる危機感。

ボクたちSATORUが2017年に福島県昭和村に移住して約5年。

地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」を掲げ移住したボクらのところには多くの方が訪ねてきてくれ、地域の暮らし、文化、遊び、食、道具、をはじめとした、奥会津という地域の素晴らしい魅力を教えてもらうことができました。

地域で学んだヒト・コト・モノと感じる危機感。

地域に入ってみれば、インターネットで色々と調べごとをするよりも、人から見たり聞いたりする方が情報量が多い! という今の時代と逆行するようなおもしろい経験ができ、5年という短い期間ではありながらも、奥会津の豊かな自然が織りなす地域資源はボクたちに強烈なインパクトを与え、日々を豊かにしてくれました!

地域で学んだヒト・コト・モノと感じる危機感。

暮らしを通して奥会津という地域の素晴らしいヒト・コト・モノを学んでいく一方で、これまで多くの地域課題を目の当たりにし、同時に危機感も持たなければいけないとボクらは感じています。

地域で学んだヒト・コト・モノと感じる危機感。

2020年には新型コロナウィルスの流行をきっかけに様々な世間の様式が変わり、過疎化による人口減少が進み地域の担い手が不足していく中で、地域の事業者たちは地域資源を守るためにチャレンジをしていかなければいけないと、一部の方たちはそうした危機感に気づき始めていると思います。

しかし、せっかくチャレンジして素晴らしいものを生み出しても、本当に届けたい人に届かなかったり、魅力が伝わりきっていなかったり、人材がいなかったり、、、そのせいで持続していくことが困難になり、知られずに失われていってしまうコト・モノがあるのが現状だったりします。

2.SATORUが感じた地域の課題とは?

こうした危機感を感じる中で、「そうそう!」と思う人もいれば、「そんなことないよ!」と思う方もいるかもしれませんが、いくつかボクらの目線で感じたものの例を挙げてみたいと思います。

SATORUが感じた地域の課題とは?

■インターネットを活用した情報発信の壁。

 今ではインターネットを活用した便利な情報発信ツールが数多くあるにも関わらず、その使い方がわからない、使えたとしてもツールの特徴を掴めていないため効果的な情報発信ができていないなど、webリテラシー不足による情報発信の壁があります。

 これはwebリテラシーを持つ人材が地域にいないということから、下記の「人材不足」という課題にも直結します。

■地域の担い手となるプレイヤー人材不足。

 重要な課題として人材不足も挙げられます。若者世代が地域を出てしまい、過疎化が進み移住者も増えてこないため、新たな活力や持続させる体力、そして知識を持った人材がいないことが地域としては大きな課題になっています。

■他の地域や事業者間の協力、連携の希薄さ。

 特に懸念しないといけないのは、他地域や他事業者を巻き込んだ広域的な連携です。小さな町村単位では解決できない大きな課題は、近隣の市町村を巻き込んだ協力・連携体制が不可欠です。とは言え、これまでの考え方や政治的な問題などからなかなか解決に向かうことが難しい課題です。

■地域コンテンツのプロモーションの難しさ。

 体験すれば魅力的だと思うはずのコンテンツが、知りたい人にちゃんと伝わらない、届かないという宣伝活動の難しさがあります。地域産品や体験コンテンツを幅広く対象に周知させるためには、一連の販売促進活動であるマーケティングを知り、実践と改善を繰り返していかなければならないという課題もあります。

■当たり前となり埋もれてしまっているコト・モノの素晴らしさに気づいていない。

 そして、ボクらが大きな危機感を感じたのは、暮らしている人々がその大きな魅力に気づいていないというところ。当たり前の暮らしの中に埋もれてしまっているがために、他地域の人からすれば特別なものが見えていなかったり価値を創出することができず、いつの間にか消えていってしまうというコト・モノ。一度消えてしまった地域の文化や産品のほとんどは息を吹き返しません。

そうした当たり前にある地域資源を再認識し価値を創出していくことが、これからの地域が生き残っていくための手段の一つだと考えています。

これらの課題は全てが点としてではなく、一つの繋がりを持った課題。これらの問題や課題をクリアし、元々その地にある魅力を磨き上げうまく循環させていくことが大切だと考えています。

さらに、その課題をクリアした後のプラスの循環は、奥会津だけではなくどの地域にも大いに可能性があると考えています。今、こうしたピンチをチャンスに変えていける、素晴らしい可能性が日本の各地域に秘められているんです!

3.課題解決への第一歩! Membershipによる新たなチャレンジとは?

こうしたプレイヤー不足やリテラシー不足、地域間の連携やマーケティングなど様々な課題がありながらも、結局その地域をつくっていくのは「人」です。

ボクらは観光・産業・福祉という切り口で地域活性化に対する企てを実践してきましたが、結局携わっている人が育っていかなければ課題は解決しないし、持続していかない。そうした話を、事業者さん、自治体の職員さんや地域の人たちと、膝を付き合わせてたくさん話してきました。

課題解決への第一歩! SHARE BASE Membershipによる新たなチャレンジとは?

そこで!SATORUとしては、兼ねてから構想していた自治体や会社、地域を超えて人が繋がり、持ち寄った新しいアイディアで地域の課題解決のソリューションを創っていこうという「SHARE BASE Membership」を満を辞してスタートさせ、課題解決のチャレンジへ乗り込みます!

Local Co-Creation Project in 紀の川

そして今回、そのメンバーシップ活動の第一歩として、SATORUは和歌山県紀の川市で「Local Co-Creation Project 」を開催している「株式会社MISO SOUP」さんと共に、只見川電源流域振興協議会が公募を実施した「地域産品販売促進業務 」の受託へとチャレンジしていきます!

次回、SHARE BASE Membershipによる「地域産品販売促進業務 」への取り組みを詳しくご紹介します!
▶︎満を辞して開始したシェアベースメンバーシップ!福島県奥会津にて初めてのチャレンジへ。


このエピソードではSHARE BASE Membershipを通して地域課題の解決に取り組んでいくお話しを綴っていきます。

この記事をシェアする

よく読まれている記事

PICK UP

SATORUが行く! 奥会津周遊ルート 〜「三島町〜金山町(霧幻峡スタート)」編〜

冬がオススメ!北海道のサウナ聖地「白銀荘」でととのう極上の旅。

長野発アウトドアブランド『ulkona(ウルコナ)』から、煙もニオイも少ない二次燃焼式の焚き火台が登場!

北海道旅行の見どころ満載! 道北のオススメ観光スポットを巡る3泊4日の旅!

ファイヤーピットをDIY!石を使って庭に焚き火スペースを作る!#3

ウワサのROOT.COのMAG REELは、キャンプから日常使いまでベストな相棒だった!!

RANKING

Scroll to Top