満を辞して開始したシェアベースメンバーシップ!福島県奥会津にて初めてのチャレンジへ。

メンバーシップ活動の第一歩! 奥会津地域の課題を「地域産品」から考える!

地域には、プレイヤー不足やリテラシー不足、地域間の連携やマーケティングなど様々な課題があるものの、結局地域をつくっていくのは「人」だと言うことを前回の記事でお話しさせてもらいました。

そんな気づきを経て、我々SATORUはSHARE BASE Project(シェアベースプロジェクト)で兼ねてから構想のあった「SHARE BASE Membership(シェアベースメンバーシップ)」をスタートさせてチャレンジをしていくことに!

ここでは、改めてメンバーシップの考え方と、こけら落としとなる事業へのチャレンジについて綴っていきたいと思います。

1.共感できるビジョンを持ってチャレンジ! SHARE BASE Membershipってなに!?


共感できるビジョンを持ってチャレンジ! SHARE BASE Membershipってなに!?

これまで奥会津で我々SATORUが活動していく中で、いろいろな地域の課題を目の当たりにしてきました。そして、もっとスケールを大きく根本的に解決にチャレンジしていくならば、やっぱり人との繋がりや協力をしていかなきゃいけないな! と、そんな風にも感じていました。

そして、兼ねてから構想していたシェアベースメンバーシップをいよいよ具体化! メンバーシップとは「シェアベースプロジェクトの賛同者(個人・企業・団体・自治体・行政 etc…)と地域の活性化を目標に、夢ややりたい事へ向かって一緒に伴走するコミュニティ」というものであり、このコミュニティから生まれるアイディアで、様々な地域課題へ取り組む新たなソリューションを生み出そう!という集まりになります。

共感できるビジョンを持ってチャレンジ! SHARE BASE Membershipってなに!?

SHARE BASE という言葉はボクらにとって「共有の秘密基地」を意味しているのですが、秘密基地って自分の仲間であったり、その仲間達が各々の友達を呼んだりして大きくなっていったりするモノだったりしますよね。それと同じように、共感する人を巻き込みながら、より大きな夢を追いかけようというのがプロジェクトの根幹にある考えなのです。

そして、活動開始ということで呼びかけをして少しずつメンバーを増やしていくなか、初めて実際にチャレンジしてみよう!という事業に出会うことができました。それが、福島県奥会津地域の『地域産品販売促進業務委託事業』になります。

2.最初のチャレンジ! 『地域産品販売促進業務委託事業』とは?


テーマは「自分ゴト」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。

『地域産品販売促進業務委託事業』は、奥会津地域にある只見川電源流域振興協議会が公募した事業で、概要は以下の通り。

“奥会津地域の生産者や事業者が他地域の地域産品の販売において全国的に優れている事例について学び、自分たちの地域ではどんな取り組みが地域産品の販売促進に繋がるか検討することで、奥会津地域内の生産者や事業者が協働し、売り先や顧客像を明確に想定した戦略的な販売やPRを行う体制の構築(=地域商社機能を持つ組織の設立)や地域経済の活性化を目指す。

なお、ここでいう奥会津地域とは柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町、檜枝岐村の7町村のことをいう。”
(引用:歳時記の郷 奥会津)

「地域産品販売における全国的な優良事例について学ぶ、勉強会及び現地視察の開催」などが主な業務内容となっています。

前回の記事で挙げたような「他の地域や事業者間の協力、連携の希薄さ」や、「地域コンテンツのプロモーションの難しさ」、そして「プレイヤー人材の不足」など、、、さまざまな課題がある奥会津地域。この事業は、そうした地域にある課題解決に向けて取組んでいけるのでは? と我々は考え、今回手を挙げさせてもらいました!

3.テーマは「自分ごと」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。

そして今回、『シェアベースメンバーシップ』として、初めてのチャレンジに立ち上がったのはこの4名。

テーマは「自分ゴト」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。
※左から順にご紹介

株式会社SATORU 代表取締役 橋本 浩寿
福島県磐梯町出身。大学卒業後、都内のWEB広告会社に勤務し、執行役員を務める。2016年に独立し、株式会社SATORUを設立。昭和村に孫ターンし、地域を盛り上げる事業として『SHARE BASE PROJECT(シェアベースプロジェクト)』を発足。 PROJECTでは古民家民泊施設 『SHARE BASE 昭和村』の運営、 地域のコト・モノをつなぐWEBプラットフォーム『SHARE BASE MATCHING(シェアベースマッチング)』の運営などを行なっている。また、一方で自治体や首都圏の大手メーカーや多くの企業のデジタルマーケティングを担当し、広報戦略や商品開発の事前マーケティングも手掛ける。

株式会社SATORU クリエイティブディレクター 鈴木 遼
福島県伊達市出身。接客業を中心に様々な仕事を経験した後、2019年に株式会社SATORUヘ。社内では主に地域を盛り上げる事業『SHARE BASE PROJECT(シェアベースプロジェクト)』を担当し、WEBサービスの運用やディレクション、地域活性業務に携わる。また、クリエイティブ部門の担当もしており、WEB制作・カメラマン・映像クリエーター・デザイナーと多岐に活躍し、様々な仕事や作品を手掛けている。

株式会社MISO SOUP 代表取締役 及び
瀬戸内うどんカンパニー株式会社 代表取締役 北川 智博さん

中央大学総合政策部卒業後、プロモーションプロデュース、EC事業・貿易事業立ち上げ、SNSマーケティング専業のベンチャー企業を経て、地域産品をプロデュースする株式会社MISO SOUPを起業。全国の挑戦意欲が高い農林漁業者の商品開発やブランドプロデュースを手がける。またマーケティングや地域ブランディングなどのプロデュース力を生かし、地域全体の魅力を創出するべく香川県三豊市の地域商社 “ 瀬戸内うどんカンパニーCUO ” に就任。地域の新たな観光資源開発や産業づくりにも取り組む。これまで培ってきた実績やノウハウを活かして、一貫して「地域にもっとクリエイティブなチャレンジを創出すること」をテーマに活動している。

株式会社MISO SOUP プランナー 及び
株式会社りんごと 代表取締役 山岸 直輝さん

1990年長野生まれ。メーカー営業、UIターン人材事業を経験し、MISO SOUPへ。東京を拠点に全国を飛び回って現場課題を把握し、生産者に寄り添ったプロデュースを手がけてきた。2020年に長野県にUターンし、りんごの新規開拓事業を行っている。年間10回以上農業者向けセミナー・ワークショップを実施しており、その後も参加者から個々の相談をいただきアドバイザーとして活動している。

テーマは「自分ゴト」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。

今回の公募要項には”地域商社機能を持つ組織の設立”とあるものの、そもそも全国でも成功していると呼べる地域商社が少ない中で、まずは「地域商社とはなんぞや?」というところから、しっかりと学んでいかなければいけないと思い、シェアベースメンバーシップのメンバーである株式会社MISO SOUPさんにお話をさせていただきました。

主に一次産業のサポートや地域産品のプロデュースをする企業であるMISO SOUPさんですが、代表である北川さんは香川県三豊市で「瀬戸内うどんカンパニー」という地域商社を設立・運営されている方!

また、以前にMISO SOUPさんが主催した和歌山県紀の川市での「Local Co-Creation Project 」に、SATORU代表の橋本も審査員に抜擢して頂き大きな刺激をもらった経験もあり、それ以来地域についてさまざまな議論を積み重ねてきました。
公募内容や奥会津の現状や課題。そして我々SATORUの想いなどをお伝えさせていただくと、ぜひ一緒にやろう!と快諾していただき、本格的に公募へ向けた準備が始まりました。

▶︎「Local Co-Creation Project 」についての詳しい記事はこちら。

テーマは「自分ゴト」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。

事業企画のテーマは「自分ごと」と「協力」。SATORUからは奥会津のこと。MISO SOUPさんからは全国の生産者や事業者のこと。そして、瀬戸内うどんカンパニーさんからは地域商社としての考えやリアルな実状や経験などを出し合って議論し、練りに練った企画が完成。
そうしてパートナーと一緒に練り上げた企画は見事に採択され、この度メンバーシップ初の公募事業実施に乗り込んでいくことに!

地域の事業者や住む人たちが奥会津について改めて考えるきっかけをつくっていくことができれば・・・という想いで取り組んでいきたいと思います!

4.奥会津地域で楽しく刺激的なカンファレンスイベントを準備中!


テーマは「自分ゴト」と「協力」。課題解決にチャレンジするメンバー。

そして、この事業の第一歩として地域の方々と一緒に他地域のことを学び、その上で改めて奥会津のことをみんなで一緒に見つめ直して考えるカンファレンス(勉強会)イベントを準備中。奥会津外からMISO SOUPさんや面白い方を招いて、楽しく刺激的なカンファレンスになるよう計画中です♪

そちらの詳細については次回のシェアベースマガジンでご紹介しますので、乞うご期待くださいませ!

▼前回の記事をまだ読んでいない方は、こちらもチェック!
●地域の”課題”とは!? 奥会津で感じた地域の素晴らしさと危機感。

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