『苧(からむし)』が持つもう一つの顔。豊富な栄養価を持つからむしが食の舞台へ。
福島県昭和村特産の『苧(からむし)』は、これまで高級な布の原料として扱われてきました。そんなからむしが持つ高い栄養価にフォーカス、「たべるからむし」の第一弾となる「苧(からむし)ラーメン」が、第36回からむし織の里雪まつりでお披露目されました!
目次
1.福島県昭和村の『苧(からむし)』がラーメンに。
画像引用:昭和村「たべるからむし」project
『苧(からむし)』は、イラクサ科の多年生植物。福島県昭和村では古くから、この「からむし」の茎の皮から取れる繊維を原料とした伝統織物「からむし織」が受け継がれてきました。
豊富な栄養価を持つと知られていながら、使われていなかった「からむしの葉」を新たに「たべる」という切り口から発信しようと立ち上げられた「たべるからむし」プロジェクト。その第一弾として、『昭和からむし鶏白湯(パイタン)ラーメン』がいよいよお披露目となりました!
画像引用:昭和村「たべるからむし」project
初めて一般公開された第36回からむし織の里雪まつりでは、自宅でも楽しめるようパッケージングされた箱もお披露目となっていましたが、今回は試食会として限定100食が用意されました。
2.第36回からむし織の里雪まつりで、限定100食のからむしラーメン試食会開催!その味は?
生粋のラーメンフリークを率いるボクら。からむしの葉を食べるという感覚も初めてでありながら、昭和村近隣では例を見ない鶏白湯ラーメンに期待が高まります。栄養価の高さが注目とはいえ、味を無視するコトはできません。
こちらが、粉末に加工したからむしを練りこんだというからむし麺。繊維質の強いからむしを粉末にするこの工程が、想定外に困難を極めたと開発に携わった方からのお話。
ひと口目から大きなインパクトを与えてくれたのが、コシの強い中太のからむし麺! からむしの繊維質の強さからか、しっかりとした麺の歯ごたえを味わうことができます。想像していた青臭さもほとんどなかったところも◎。
鶏白湯スープは味わい深く、若者にも大満足のこってり感が麺と抜群に合う。想像を超える美味しさと、これで栄養価も高いというのであれば、新しいラーメンのジャンルに名乗りを上げるに申し分ないのではないでしょうか?
『昭和からむし鶏白湯(パイタン)ラーメン』は、今春にも村内の道の駅からむし織の里に隣接するレストラン「苧麻庵」のメニューとしてラインナップを予定しているとのこと。
3.味以上に注目したい栄養価の高さ。「からむし」を使った食にまつわる商品がバリエーション豊かに続々登場!
画像引用:昭和村「たべるからむし」project
からむしは、カルシウムがホウレンソウの約五十倍、ビタミンB1やB2がレタスの約二十倍、食物繊維やβカロテンも豊富という知られざる一面を持つとのこと。第一弾のからむしを使ったラーメンの登場を皮切りに、それぞれからむしの栄養価や風味を生かした商品が続々と完成しているとのこと! 春以降、たべるからむしブランドが繰り出すムーヴメントから目が離せません。
4.『着る、からたべるへ』今後の昭和村「たべるからむし」プロジェクトに注目!
画像引用:昭和村「たべるからむし」project
『昭和からむし鶏白湯(パイタン)ラーメン』というインパクトのあるデビューを果たした昭和村「たべるからむし」プロジェクト。
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