憧れの灯油ランタン「ペトロマックスHK500」。真鍮特有の酸化による汚れやくすみを徹底除去!!
キャンプ好きの間では有名な灯油ランタン、ペトロマックスの「HK500」。アンティークのように美しくかっこいいそのデザインから、多くのキャンパーの憧れのランタンかと思います!僕も持っているのですが使っていくごとにどんどんくすんできて、あの購入当時の輝きはどこかへいってしまいました‥。
今回は、そんなペトロマックスHK500の美しさを、身近なあるもので磨いて復活させます!! 実際のやり方やビフォーアフター、そして注意点なども解説していきますので、HK500を持っている方は必見ですよ!
目次
1.キャンパーが憧れる灯油ランタン「ペトロマックスHK500」。
こちらがキャンパーなら一度は聞いたことのあるランタン「ペトロマックスHK500」になります。このペトロマックスとはドイツのブランドで、なんとドイツ軍公式にもなっているランタンなんです!
このランタンはHK500というモデルで、ケロシンつまり灯油を主燃料として使用する「圧力式灯油ランタン」となっております。その美しくかっこいいデザインからキャンパーの間では憧れのランタンでもあり、僕も4年ほど前に購入をしました!
購入当時は真鍮の輝きが眩しいくらいだったのですが、使う度に焼け色やくすみが目立ってくるようになり、今ではこんな姿に。
このHK500は定期的なメンテナンスは必要なことでも有名で、僕も買ってから何度もバラしてメンテナンスや清掃をしていて、その度にピカール(金属専用の磨き剤)を使って一生懸命磨いていたのですが、この酸化の汚れは一向に落ちてはくれませんでした‥。
これも味かと自分に言い聞かせ半ば諦めていたのですが、先日ふとネットで磨き方を調べてみると良さそうな磨き方を発見!! 今回は実際にその方法で、このペトロマックスを磨いていきたいと思います!
2.購入当時の輝きを取り戻すための「身近なアレ」とは?!
ではさっそく作業を始めていきます。今回は主に外装部分を磨いていきますので、ひとまずランタン本体をバラしていきます。ある程度ばらし終えたら、雑巾などで表面の汚れやホコリなどを拭き取っておきましょう!
HK500をバラし終えたら今回の磨き作業の主役が登場!!磨きに使っていく身近なアレとはこちらの「お酢」と「重曹(じゅうそう)」になります!! どちらもスーパーで手軽に買えるものなので、正直この時点では僕も半信半疑です‥。
原理としましては真鍮の汚れは酸化によるものが大半だそうで、この酢や重曹に浸けることにより化学反応を起こして、その酸化の汚れを浮かすそうです!
まだ本当に綺麗になるのか疑っていますが、ひとまずネットで調べた方法の通りに進めていきたいと思います。ではまず、磨く部品が全て浸かるくらいのバケツとぬるま湯を用意して、そこに重曹と酢を入れていきます。
2つを入れるとシュワシュワという音とともに炭酸のような泡が!(入れる重曹やお酢の量はバケツやお湯の量によって変わりますので、様子を見ながら入れていってください。)
そうしましたら磨く部品をお湯の中に入れていきます。あとはしばらくこのまま放置!だいだい1時間〜1時間半くらい浸けておきます。
1時間経って部品をあげてみるとこんな感じ。見た目にはあまり変わった様子はなく、まだ焼けや汚れがしっかりとついています‥。
そうしましたら、あとは金属磨きのピカールを使ってひたすら磨いていきます!!(この磨き剤のピカールはホームセンターで普通に売っています。)
ヘッドカバーは酸化の状態が特に酷く、あまりくすみや汚れが落ちないので、お酢を含ませたキッチンペーパーで包んで直接浸透させていきます。
※注意ポイント※
あまり長い時間お酢につけると真鍮が溶けてピンク色に後が残る場合がありますので、様子をみながら行ってください!
あとはピカールでひたすらゴシゴシ研磨!歯ブラシを使うと細かい部分も磨けますし、布でやるよりも汚れが早く落ちていきます!(研磨し終わった部分はきちんとピカールを拭き取りましょう。)
3.ランタン各パーツのビフォーアフターがこれだ!!
全ての部品を磨いて1時間以上、果たしてどのくらい綺麗になったのか‥。では、各パーツごとにビフォーアフターをご覧ください!!
・ヘッドカバー 〜 Before 〜
・ヘッドカバー 〜 After 〜
・センタープレート 〜 Before 〜
・センタープレート 〜 After 〜
・ペトロマックスHK500 〜磨く前〜
・ペトロマックスHK500 〜磨いた後〜
いかがでしたでしょう?! その変化は一目瞭然で、びっくりするほど綺麗になりましたよね!! 正直やった僕が一番驚いております‥。実際にやってみた感想ですが、重曹よりもお酢の力がすごかったように感じました!
磨き始めて速攻落ちるわけではありませんが、ピカールで根気よく磨いていけばこのくらい綺麗になりますので、焦らず時間をかけて磨いていきましょう♪
※注意ポイント※
今回は布や歯ブラシを使って磨いていきましたが、スチールウールやヤスリ、荒い研磨剤などを使うと取れないくらいの無数の小傷がつくそうなので要注意です!!
また、今回の磨き方はメーカーが推奨しているわけではございませんので、行う場合は全て自己責任でお願いいたします。
4.使えば使うほど愛着が湧く一生もののランタン!!
今回はキャンパー憧れのケロシンランタン、ペトロマックスのHK500の本来の輝きを取り戻すために磨いてみましたが、みなさん納得のいく仕上がりになったのではないでしょうか!!
使ったものはお酢や重曹、ピカールに歯ブラシに布など身近にあるものばかり!ネットで見つけてから始めるまで本当に綺麗になるのか正直半信半疑でしたが、無事購入当時の真鍮の輝きが戻ってきてくれて大満足です!!
キャンプ用品はメンテナンスや手入れが面倒なものも多いですが、使っていくほどに味が出て愛着が湧いてきますので、大事に大切にガシガシ使ってアウトドアライフを楽しんでいきましょう♪