手に取って感じる確かな技。第18回 全国編み組工芸品展は2019年3月16日(土)・17日(日)に開催!

冬の手仕事がずらり。工芸品に酔いしれる2日間!

福島県は奥会津、三島町で開催され、今年で第18回となる『全国編み組工芸品展』。全国の編み組細工が集まるこちらの展示・販売イベントと、同時開催で第38回となる『三島町生活工芸品展』が2019年3月16日(土)、17日(日)に開催されます。

奥会津編み組細工とは?!

歴史を遡れば縄文時代までにもなる奥会津編み組細工。これらの編み組み細工は、三島町を主な産地とした冬の手仕事として今も受け継がれている工芸品です。
奥会津の編み組細工
画像引用:三島町観光交流会公式サイト

奥会津編み組細工は、奥会津地方の山間部で採取されるヒロロ、山ブドウやマタタビなどの植物を素材とする編み組細工で、山間地における積雪期の手仕事として、日常の生活に用いる籠や笊などが伝承されてきました。
福島県大沼郡三島町を主な産地とし、ヒロロ、山ブドウ、マタタビ素材とした手さげ籠、抱え籠、肩かけ籠・菓子器・炊事用具などが作られています。自然素材を用いた堅牢で素朴な手編みの良さが特徴です。地域に住み続けている高齢者を中心に一つ一つ丁寧に制作しています。引用:雪国の手仕事

自然素材でいて、手に取ってみると思った以上に頑丈で軽くい編み組細工。作り手によって形も異なり、全く同じものが二つと無い編み組細工。長い付き合いのできる堅牢さとクセになる使い心地は、全国から多くのファンを呼び寄せています。

毎年賑わいと見せる工芸品展

三島町の編み組工芸品展
画像引用:歳時記の郷 奥会津
編み組工芸品展の開催日
画像引用:ふくしまの旅
毎年多くの人で賑わうこちらのイベント。ところ狭しと並べられた工芸品の数々に、自分に合った編み組工芸品を求めて人々がひしめき合います。見ているだけでもその手仕事の細かさ、拘りに唸るのではないでしょうか?

また、同日に三島町生活工芸館内で『第38回三島町生活工芸品展』が開催されます! 編み組品をはじめ、木工品や染織など、三島町在住の工人の手づくり品が集まるので、こちらも必見。会場は異なるのでご注意。

3月16日(土)、17日(日)2つのイベントが同時開催

●『第18回 全国編み組工芸品展』

奥会津のイベント
■『第18回 全国編み組工芸品展』
日程:2019年3月16日(土)、17日(日) 
時間:1日目 9時30分 〜 16時00分 / 2日目 9時00分 〜 16時00分
場所:福島県三島町交流センター山びこ (福島県大沼郡三島町大字名入字諏訪ノ上418)
主催:奥会津三島編組品振興協議会(三島町生活工芸館内)
共催:奥会津五町村活性化協議会
問い合わせ先:奥会津振興センター tel:0241-48-5502


●『第38回 三島町生活工芸品展』

奥会津のイベント
■『第38回 三島町生活工芸品展』
日程:2019年3月16日(土)、17日(日) 
時間:1日目 9時30分 〜 16時00分 / 2日目 9時00分 〜 16時00分
場所:三島町生活工芸館2階大工芸室 (福島県大沼郡三島町大字名入字諏訪ノ上418)
主催:三島町

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。