【愛媛県渥美半島】トマト農家の挑戦!コロナ禍を支えてくれた医療従事者の皆さんに、「感謝のミニトマト」を届けたい!

2020年のパンデミック宣言から約3年、新型コロナウイルス流行によりこれまでの生活が一変し、大変な思いをした人も多いと思います。

そんな中、最前線で患者の治療にあたってくれた医療従事者。

愛知県渥美半島でトマト農家を営む小川浩康さんは、ご自身が生産しているトマトを感謝の言葉と共に3年間患者のために頑張ってくれた医療従事者に届けたいと、クラウドファンディングに挑戦中です。

何が小川さんにとってプロジェクト挑戦のきっかけとなったのか。小川さんのストーリーとプロジェクトについて詳しくお話しして頂きました!

1.農業者と消費者の距離をもっと縮めたい。

はじめまして、小川浩康と申します。
愛知県の渥美半島にある田原市で、ミニトマト専門農家を営んでいます。

農業者と消費者の距離をもっと縮めたい。

農業者と消費者の距離をもっと縮めたい。

就農して7年になりますが、その前は地元の農業系企業で営業の仕事をしていました。担当エリアも地元の田原市でした。

初めて営業先で会う農家の方と話をするたびに、「儲からなくて休みのない農家なんてなるものではない」と何度も言われ、毎回悔しい思いをしていました。なぜなら田原市は、全国市町村別農業産出額が5年続けて1位を取るほどの農業大国だからです。

全国トップなのに農業はダメだと言われたら、農業に未来を感じることができなくなってしまいます。それなら自分が農家になって、田原市の農業を、さらには全国の農業を盛り上げていこうと思いました。

農業者と消費者の距離をもっと縮めたい。

農業は、人が生きていく上で欠かせない、食糧を作る仕事です。
その農業者と消費者の距離をもっと縮めることが出来たら。私は農業という仕事にもっと誇りを持てる世の中にしていきたいと思い、新しい取り組みや情報発信などにも取り組んでいます。

2.プロジェクトの目的。


プロジェクトの目的。

今回のプロジェクト挑戦の目的は、「感謝の気持ちを込めて、私の育てたミニトマトをコロナ対策最前線の医療現場に届けたい」ということ。

支援者様がリターンのミニトマトを購入いただく度に、医療現場にもミニトマトを届けるというセット内容としています。

皆様からミニトマトを購入していただき、美味しく食べていただくことが、医療現場へのエールにもなるので、ご賛同いただければ嬉しいです。

3.医療従事者にミニトマトを届けたいと思った理由。


医療従事者にミニトマトを届けたいと思った理由。
2020年の冬に始まったコロナ禍。

春には緊急事態宣言が発出し、飲食業の人たちはお店を休まざるをえない状況になりました。
夜早い時間に明かりの消えた繁華街を歩きながら、寂しい気持ちになったり、不安に思った方も多いのではないでしょうか。

飲食店がお店を休んだり閉めたりするということは、そこで働いていた人たちに行き場がなくなるということでもあります。経済的な苦境に立たされながら、どうにか生き抜いてきた人たちも多いと思います。

私達農家も飲食店が休業した影響で、作っている野菜の販路を失いました。

飲食店の方々だけでなく、農家である自分たちもまた、新たな販路を生み出さなければという焦りや葛藤の中にありました。せっかく作った農作物を、販路がないから廃棄するしかないという落胆の声が溢れたとき、私達農業者は「農家を助けよう」と立ち上がった人たちに救われてきました。

そうして救われたのであれば、誰かに恩返ししなければと考えたのです。

医療従事者にミニトマトを届けたいと思った理由。

誰に恩返しをするか考えたとき、まず、コロナ禍で大変な思いをしてきたのはやはり、ずっと最前線でコロナに立ち向かってきた、医療従事者の方たちをおいて他にないと思いました。

まだコロナがどういった病気なのか、詳しいことがわからない頃から、自分たちが感染するリスクを抱えながら、患者の症状の軽さ重さにかかわらず、多くの人達の治療に昼夜を問わずあたってきたのです。

そうした人々がいて初めて、私達一般の人間は元気に生活をすることができます。それなのに最初のうちは、コロナの治療や看護に当たる医療従事者は忌み嫌われることもあり、どんなに頑張っても褒めてもらえない状況にあったと思います。

コロナ発生後まもなく3年目となり、日常生活はすこしずつ以前のように戻りつつあります。
しかし、完全に収束する気配はなく、常に最前線で対応にあたる医療従事者の方を忘れてはいけないと思います。

医療従事者にミニトマトを届けたいと思った理由。

私は、医療従事者の方々に助けていただいたぶん、今度は自分たちが農業でそれをお返ししなければいけないと思っていました。

多くの患者を抱えて時間に追われる医療従事者の方々は、食事も満足に取れないとよく聞きます。そんなときに自分が育てているミニトマトがあれば、きっと役に立つとひらめきました。医療で助けていただいたのなら、農業が医療従事者の方たちを助ける番だと考えたのです。

4.ミニトマトはあくまでオマケ、感謝のメッセージを伝えたい!

ミニトマトはご存知の通り、洗えばすぐにそのまま食べることのできる野菜です。

そして、リコピンをはじめとするさまざまな栄養も豊富に含まれており、普段時間がなくて野菜をあまり食べられずにいる医療従事者の方でも、すぐにつまんで食べられるというメリットがあります。

送った先で料理をしなければならなかったり、切って出す必要もないため、迷惑にもなりません。さらに、一般の方からSNSで医療関係者の方への感謝のメッセージを募り、それにミニトマトを添えて送りました。

そうしてこれまでに2度、SNSを利用する形で医療従事者の方々にミニトマトを送り、感謝のお言葉を頂いてきました。前回は同じトマト農家さんの協力もあり、50施設ほどにお届けすることができました。

ミニトマトはあくまでオマケ、感謝のメッセージを伝えたい!

「どれだけリスクを冒しても感謝されることはなく、むしろ煙たがられる存在で、心が折れそうだったのが救われました、もう少し頑張れそうです」というメッセージを頂いたときは、やってよかったなと思いました。

私にとってこのプロジェクトで使うミニトマトは、あくまでオマケのようなものだと思っています。

大切なのは、感謝の気持を伝えることだと思うのです。医療関係者の方とつながりがなくても、普段伝えたいと思いながら伝えられないでいる想いを、感謝のメッセージとして届けることができるチャンスでもあります。

コロナに罹患したことのない方でも、このプロジェクトに参加することは、他人事が自分事になるきっかけだと考えています。そのため、一般の方たちと医療従事者の方々のギャップが大きくなりつつあるいまだからこそ、多くの人に参加してもらえたらと思うようになりました。

ミニトマトはあくまでオマケ、感謝のメッセージを伝えたい!

しかし、これまで2回行ってきたこのプロジェクトは、6件の農家が自己負担でミニトマトを提供することで成り立っていました。特定の誰かが負担を負うのはそれぞれ荷が重いですし、プロジェクト自体が大きくならず、長続きしないものだと感じました。

それならば、クラウドファンディングで、参加した人にもミニトマトをお届けし、医療従事者にもメッセージを添えて送るという形にすれば、もっと大きなうねりを生み出せるのではないかと考えました。

ぜひひとりでも多くの方に参加していただき、感謝を伝えつつ、ミニトマトを楽しんでもらえたらと思っています。

5.最後に。


ミニトマトはあくまでオマケ、感謝のメッセージを伝えたい!

最後までお読みいただきありがとうございました。

もしかするとコロナ禍になる前まで、私たちは医療従事者は人の命を救うのが当たり前だと思っていたかもしれません。しかし、自分の命も危ぶまれる状況の中で力を尽くし、人を救うことの尊さにいまこそ感謝するべき時なのではないかと思います。

徐々にゆるんでいく規制のなかで、懸命に働く医療従事者の方々に感謝の言葉とともにミニトマトを届けることが出来たら、こんなにうれしいことはありません。

感謝の気持ちが巡ることで、農家と一般の方、そして医療従事者がつながりを持ち、その誰もがあたたかい気持ちになれたら、どれほど素晴らしいでしょうか。ひとりでも多くの方にこのプロジェクトにご参加いただき、「感謝のミニトマト」を楽しんでいただけたらと思います。

▼詳しくはクラウドファンディング・プロジェクトページをCheck!!
コロナ禍を支えてくれた医療従事者の皆さんに、「感謝のミニトマト」を届けたい!
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