紅葉と野鳥のさえずりに囲まれる秋の自然散策スポット!福島県昭和村へ来たら矢ノ原湿原へ!

多彩な植物、紅葉、野鳥、珍しい昆虫、自然の宝庫の矢ノ原湿原。

約8万年前にできたとされる福島県昭和村の矢ノ原湿原。秋の紅葉の時期ともなれば全国から紅葉狩りに人々が訪れます。どんな景観が、この地に人を惹きつけているのでしょうか?美しい紅葉の時期を写真に収めてみました。

1.県外ナンバー多数!「自然の宝庫」矢ノ原湿原

矢ノ原湿原は、矢の原沼を中心に形成された湿原です。福島県昭和村内にあり、村の指定天然記念物、そして福島県の自然環境保全地域になっています。

昭和村からは緩やかな山道を車で登った所にあり、綺麗に整備された広々とした駐車場、自然環境に配慮したバイオトイレが設置された観光地です。
奥会津の紅葉
奥会津の紅葉
駐車場から3分程歩いた所に、沼を囲むように整備された遊歩道の入り口があり、手付かずの自然の宝庫を散策することができます。特に今回は秋の紅葉もピークの頃、県外からの車のナンバーも多数見かけます。落ち葉をかき分けながら素晴らしい景色と美味しい空気を堪能して来ました!

どんな景観が人々をこの地に誘い寄せるのか?言葉では言い表すのが難しいのですが、少しフォトギャラリーをお楽しみ頂きたいと思います。

2.矢ノ原湿原 紅葉のフォトギャラリー

矢ノ原湿原 昭和村 紅葉
矢ノ原湿原 昭和村 紅葉
奥会津 昭和村の紅葉
福島県の紅葉スポット
東北地方の紅葉スポット
天気の良い日中には、木々が美しく沼に反射して写ります。一周約40分という短い遊歩道のコースですが、景色に見とれていると簡単に1時間と時間が経ってしまうようです。それほど急な傾斜などもないので、スニーカーなどを履いていれば楽に歩き切ることが出来ます。

秋の涼しい気候と澄んだ空気、木漏れ日の眩しさ、静寂の中に野鳥のさえずりと落ち葉を踏みしめる音が優しく響く自然と一体となったような感覚。想像してみてください。

矢ノ原湿原 昭和村 紅葉
奥会津 昭和村の紅葉
東北地方の紅葉スポット
福島県の紅葉スポット
湿地帯を渡る木道までくれば、遊歩道のラストが近づいてきます。ここでは草紅葉と山々の燃えるような紅葉の景色、水面には輝く水ゴケを見ることが出来ます。矢ノ原湿原は、約280種の多彩な植物が自生しているようですが、植物を知っていればより歩くのが楽しくなりそうですね。ずっと紅葉に目を奪われていましたが、時期によっては小さな小さな珍しい「ハッチョウトンボ」と出会えるそうですよ!

3.時間を忘れてゆっくりと自然を満喫!

湿地帯を歩き切ると、源兵衛清水、代官清水の二つの冷泉で喉を潤すことが出来ます。ここには東京都内など県外から水を汲みに来る人を多く見かけます。
矢ノ原湿原 昭和村 紅葉
奥会津 昭和村の紅葉
福島県の紅葉スポット
東北地方の紅葉スポット
湿地帯を抜けてからは、冷泉や沼の伝説など、歴史にまつわる多くのスポットが道沿いに現れます。恐らく先に湿地帯を抜けてきたであろう観光の方々が、水を汲み湿原の風景をカメラに収め、見かけた植物などの話をしながらゆっくりと歩いています。静かな湿原の中では、時間が経つのも忘れて景色に見惚れてしまいますね。

思わずこんな自然の中でキャンプがしたい・・・!なんて思ってしまいますが、さすがに福島県の自然環境保全地域、キャンプや焚き火は禁止です。。。

4.奥会津 昭和村が残す五感で楽しむ日本の風景

矢ノ原湿原 昭和村 紅葉
奥会津 昭和村の紅葉
福島県の紅葉スポット
奥会津の中でもとりわけ手付かずの自然が大切に残されている昭和村。矢ノ原湿原はミズバショウやワタスゲなど季節によっても様々な植物が楽しめ流、春から秋にかけてオススメの散策スポットです。一度見たら忘れられない、そんな五感で楽しむ日本の風景を、ここでは目の当たりにする事になります。

5.アクセス

●矢ノ原湿原
●〒968-0214 福島県大沼郡昭和村大芦
●紅葉の見頃 10月下旬~11月上旬

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。