【床】古民家キッチンのクッションフロアをDIYで仕上げる4ステップと気づいた事5選。

古民家のキッチンはどんな床にする?
DIYで古民家のキッチンの床にクッションフロアを貼った4ステップと気づいた事をご紹介!

古民家のキッチンをDIYでリノベーションする時、どんな素材で、どんな方法でやれば良いか悩んでしまうもの。今回は、築150年を超える古民家のキッチンを、クッションフロアで仕上げたボクらのケースをご紹介!

1.【素材選び】どんな素材が最適? 古民家キッチンの床に選んだクッションフロア。

どんな素材が最適? 古民家キッチンの床に選んだクッションフロア。
古民家のキッチンをDIYでリノベーションする時、まず床の素材で考えたのはこんな事。


●施工性
①廃材が出ないようにしたい
②貼るのが簡単
③古民家特有の出隅、入隅の多い壁でも調整が容易

●機能性
①水に濡れても強い素材
②木目のデザインが良い
③なるべく価格は抑えたい

もちろん畳では水を含んだり汚れてしまった時のリカバリーが大変ですし、オシャレな板張りも、出隅・入隅(角)の多い古民家では施工性に難があります。

こんな理由から、水回りだからこそ耐水性の強いクッションフロアをチョイス! 初心者でもカッターや両面テープ、ボンドなど手に入りやすい道具で加工がしやすいのも大きなポイントです。

ロールになっているクッションフロアなら仮置きも簡単にできるので、細かく採寸しなくても大体の大きさを当たってカットすれば良いので便利!

使用したクッションフロアの種類や購入先は、以下の記事でご紹介しています。

古民家再生DIY!キッチンスペースのDIYリフォームへの道〜床編① キッチンの床は何にする?〜

2.【採寸・柄合わせ】木目のフロアを貼る人必見! 貼り方と目地の合わせ方を吟味。

木目のクッションフロアを貼る人必見! フロアの貼り方と目地の合わせ方。
どんなクッションフロアを貼るかを選んでモノが届いたら、仮置きをして大体の大きさにカット。細かな採寸はいりませんが、木目柄を選んだ人はその貼り方に少し工夫をしてあげると綺麗に仕上がります。

クッションフロアのロールの幅は決まっているので、広い範囲にクッションフロアを敷き詰める場合、必ずつなぎ合わせる箇所が発生します。そんなつなぎ合わせの箇所を綺麗に仕上げられるかで、木目柄のクッションフロアの仕上がりの良さが決まると言っても過言ではありません。

また、キッチンが設置されていた古民家には、給排水の配管が立ち上がっていたり、障害物もうまく交わして設置する必要があります。

柄あわせや床にクッションフロアを貼る準備については、こちらの記事でご紹介しています。少しずつ貼った後のイメージが湧いてくる段階です!

古民家再生DIY!キッチンスペースのDIYリフォームへの道〜床編② クッションフロアは何で貼るか?慎重にやりたい木目柄の合わせ方〜

3.【設置】両面テープでクッションフロアを貼る。その時の注意点は?

両面テープでクッションフロアを貼る。その時の注意点は?
さて、大体のサイズと柄の調整が済んだ後は、いよいよ床に貼っていく作業に入ります。クッションフロアの場合、貼った後にあまりの部分をカットしていくので、細かな調整がいらないのがメリット。

両面テープで貼る際の順序は、ボクらの場合はこんな順序で設置しました。

①フロアの端の両面テープを1mほど剥がして接着
②端を接着して固定されたら、フロアを逆の端から巻き戻す
③残りの両面テープの剥離紙を少しずつ剥がしながらフロアを貼る

詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。

古民家再生DIY!キッチンスペースのDIYリフォームへの道〜床編③ 失敗できない?!両面テープでクッションフロアを貼る〜

そして、クッションフロアを貼る時に必ずと言っていい程悩むのが、「両面テープで貼るか」「ボンドで貼るか」という課題です。

今回は両面テープのみと両面テープ+ボンドで仕上げた箇所と2種類試してみたので、こちらの記事でまとめています。

【結論】クッションフロアはボンドと両面テープのどっちが貼りやすいのか?

4.【完成】「重ねてカット」が超重要!つなぎ合わせてクッションフロアを巧みに設置。

【完成】「重ねてカット」が超重要!つなぎ合わせてクッションフロアを巧みに設置。
幅が決まっているクッションフロアや壁紙などを、綺麗につなぎ合わせるにはどんな方法がオススメでしょうか?それは「重ね合わせた箇所を2枚とも切る」方法です。

最初は少し理解し難いですが、やってみると納得。初心者でも簡単にできるDIYテクニックです。

貼り合わせをして周囲をカットすれば、クッションフロアの設置は完了です。難関ポイントは3つ「配管」「継ぎ合わせ」「床下収納庫のフタ」でしょう。こちらの記事内に、床下収納庫のフタにもクッションフロアを貼った記事のリンクがありますので、参考にご覧頂ければと思います。

古民家再生DIY!キッチンスペースのDIYリフォームへの道〜床編④ 床で印象はどれだけ変わる?クッションフロア貼り”ほぼ”完成!〜

5.古民家にDIYでクッションフロアを設置して気づいた事。

古民家にDIYでクッションフロアを設置して気づいた事。
いかがでしょうか?DIYの場合、人それぞれ進め方ややり方が異なってくるので、あくまで参考としてご覧頂ければ幸いです。

そして、初心者がDIYで古民家のキッチンにクッションフロアを貼って気づいた事を5つ。

●凹凸の模様のある床に貼ると、時間と共に模様が浮き上がってしまう。
●角や端っこなど余り部分をカットする時は、若干立ち上がってしまう位余っても問題ない。(むしろ足りない方が見栄えが悪い。)
●両面テープのみの場合は、温度でフロアが伸縮してたるんでしまう事がある。
●古民家の場合、部屋が必ずしも長方形、正方形になっているとは限らない。(平行四辺形、台形などになっている。)
●フローリング材に比べて施工が圧倒的に楽!

素人の施工ではやはり2年もすれば浮きや剥がれなどが出てきますが、古民家のDIYリノベーションならそれも味のように感じます。

新築のように綺麗に寸法が取れているわけではないので想定外のことも多々出てきますが、むしろそれを前提として楽しんでやる事が一番!

ぜひ、これからチャレンジする人も、想定外の事を楽しんでやってみてくださいね!

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。