【カウンター】古民家にDIYでキッチンカウンターを設置した時の3ステップをご紹介!

古民家に憧れのキッチンカウンターを作成! SPF材を使って理想のカウンターを作り上げた3ステップとは?

古民家をDIYでリノベーションする時、バーのようなカウンターで語らうスペースがあれば・・・と考える方は多いのではないでしょうか?

既製品を並べてもいいけど、どうせなら理想のデザイン、理想の高さと幅のカウンターを置きたいということで、DIYで作成して設置することに!

どんなステップでDIYのカウンターができていったのか? 3つのステップに分けて、築150年を超える古民家をリノベーションしたボクらのケースをご紹介したいと思います!

1.①【完成のイメージと採寸】どんなカウンターをどこに設置するのか? まずは完成をイメージ!

【完成のイメージと採寸】どんなカウンターをどこに設置するのか? まずは完成をイメージ!
古民家のキッチンにカウンターを設置するにあたって最初にやったのは、完成のイメージの共有と採寸です。どこにキッチン本体が来て、そこからどれくらいの距離にカウンターが設置されるのか?など、ダイニングスペース全体のイメージを含めて計画します。

・カウンターの用途
・カウンターの大きさ・高さ・奥行き

カウンターの用途を決めておくことで、高さや奥行きなどのサイズ感が決まってきます。もし配膳するだけのカウンターなら奥行きは要りませんね。カウンターでキッチンを隠すのであれば、キッチンの高さよりもある程度高い高さが必要になります。

カウンターの形やデザインなどは場所や好みによって様々ですが、どんなカウンターを作る場合でも、簡単な設計イメージがあると作業の効率がグッと上がりますね。

ボクらの場合、簡単にスケールを当たり、L字のカウンターを設置することに。また、カウンターを動かしたりしてスペースのアレンジメントができるように、3台のカウンターを製作した上で並べて設置することにしました。

空きスペースを有効活用!SPF材を使ってキッチンにカウンターをDIY!①

2.②【材料のカットと組み立て】必要な部品をカットして組み立てへ! カウンターのデザインにもこだわりを。

【材料のカットと組み立て】必要な部品をカットして組み立てへ! カウンターのデザインにもこだわりを。
イメージができたら材料を準備します。ボクらの場合、DIYに関してはほぼ初心者だったので、扱いやすいSPF材を使って組み上げていく事にしました。

SPF材は材料の切り出しの大きさが決まっているので、設計段階でも便利なのが特徴です。1×4(ワンバイフォー)、2×4(ツーバイフォー)などありますが、一定の寸法で定義された材料は、組み合わせる時にも便利です。

全ての材料はインパクトドライバーでネジを打つ事でつなぎ合わせるのですが、その時の仕上がりに大きな差が出るのがダボ埋めです。ダボ埋めはネジの頭が隠れるようにする作業ですが、これがあるのとないのとでは仕上がりの綺麗さに大きく差が出ます。

ネジで止める場所が多いとそれだけ手間が増える作業ですが、見える場所だけでもダボ埋めして仕上げるのがオススメ!

詳しい作り方はこちらの記事でご紹介しています。
空きスペースを有効活用!SPF材を使ってキッチンにカウンターをDIY!②〜作り方をご紹介!〜

3.③【完成とポイント】完成したカウンターを設置。強度や見た目のポイントは?

【完成とポイント】完成したカウンターを設置。強度や見た目のポイントは?
最後は、3つ作ったカウンターをL字に並べてカウンターづくりは完成!立っても低すぎず、座っても高すぎない1080mmという高さで設置しました。

設置して気づいたことは3つ!

・正面を向いて座る時に、膝が当たらないように天板の奥行きが大事!
・古民家は床が平行じゃなかったりするので、ちゃんと作ってもガタつきやすい。
・SPF材はモノによって曲がっている場合もあるので、材料選びも重要。

強度を保つために、天板にはL字金具を設置。SPF材を活用しているので、木目が生かされてデザイン性も高いカウンターが出来上がりました。

L字金具や食器を置くための棚など、ディテールについてはこちらの記事でご紹介しています。
空きスペースを有効活用!SPF材を使ってキッチンにカウンターをDIY!③〜完成をご紹介!〜

4.あるのとないのじゃ大違い!古民家にDIYのカウンターを設置してみて。

あるのとないのじゃ大違い!古民家にDIYのカウンターを設置してみて。
古民家をリノベーションするとき、どんな風に仕上げていくか考える時が一番ワクワクしますよね。実際にあんなもの、こんなものがあったら良いなと思ったものを作り上げていくのがDIYの楽しみです。

今回DIYで古民家のキッチンスペースにカウンターを設置してみて一番感じたのは、製作中の小さなミスやズレは、出来あがってみれば気にならないという事。

小さなズレを直すのに何時間もかけても、古民家が故に床や壁がまっすぐになっていないケースが多々あります。そこまで計算して作るのであれば、それはアマチュアのDIYではなくプロの仕事になってきます。

できる限りの完成のイメージに向けて作業して、楽しく力を抜いてやってみるのが一番のコツかもしれません。古民家のキッチンにカウンターをDIYで作るときは、ぜひ参考にしてみてください。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。