元大工さんに教わる技術!丸ノコを応用して床を修復、クッションフロアでリメイクする方法。

丸ノコを上手に使えれば作業が捗る!使い方の応用法と注意点は?

既存の床をクッションフロアでリメイクする時、一部の床がたわんで強度が無くなっていました。そんな時に、丸ノコを上手に使って部分的に床を修復する方法を教わったので、そのときの様子をご紹介したいと思います。

1.部分的に傷んだ床板を交換したい!

古民家の既存の床にクッションフロアを貼ってリメイクする時、床板が部分的に老朽化してたわんでしまい、歩くとへこんでしまうような状態になっていました。そのままクッションフロアを貼ってしまうと、たわんだ箇所でクッションフロアが破れてしまう恐れがあります。だからといって全ての床を交換すると、時間もコストもかかってしまうので、丸ノコを使って部分的に交換する方法を教わりました!

丸ノコは今まで木材を切断する用途でしか使ったことがありませんでしたが、応用すればいろいろな場面で活躍します。

2.床板を交換するのに教わった手順

床板の交換の方法
教わった手順は以下の通り。
①床板の厚みに合わせて丸ノコの刃を調整
②根太の位置を確認して床板を切断
③床板と同じ程度の厚みの板を根太の間に補完

クッションフロアをその上に貼れば、劣化してたわんでしまっていた床の部分もしっかりとした強度を取り戻した状態でリメイクできます。

そんな作業のポイントと注意点はどんな所にあるのでしょうか?

3.丸ノコの刃は調整すればいろいろな用途に使える!

丸ノコ
丸ノコはこの手前の黒いツマミを緩めてベースの高さを調整することで、刃の出る長さを調整する事が出来ます。木材をカットするときにも、材料の厚みによって刃を出す長さを調整することで作業のしやすさが随分と変わります。
丸ノコの刃の調整
丸ノコの刃の調整これだけ刃の高さを調整することができます。
今回床板を部分的に剥がす時に重要になるのがこの刃を出す長さです。床板は根太の上に乗っかっているので、根太ごと丸ノコで切ってしまうと床全体の強度を下げてしまいます。ここの床板は15mmの厚さなので、刃の高さを調整して床板を切っていきました!

4.床をカットする手順

丸ノコで床板を切る
刃の調整ができたら、床に刃を入れていきます。
①根太の位置を確認(下地チェッカーや叩いた音で判断)
②ノコ刃の中心と切断したい床の部分の位置を合わせる
③ベースの先を床に当て、ベースカバーを上げて刃を回転させながら丸ノコを落としていく
④ガイドにそってカットしていく

5.これだけはやっちゃいけない丸ノコを使うときの注意点

丸ノコの正しい使い方丸ノコの使用時に1番気をつけなければいけないのが、刃が引っかかった時に手前方向に丸ノコが飛んで来る”キックバック”です。そのため下の写真のような使い方をすると危ないです。
丸ノコの危ない使い方この状態は、キックバックした時に右足に刃が当たってケガをしてしまう恐れがあるので絶対にやってはいけない体勢だそうです。丸ノコの手前には、体や足を置くと大変危険。教えてもらいながらついこの体勢を取ってしまった時は怒られました。。。

6.新しく床板を入れて補強する

古民家の床の補強古民家の床の補強根太の見える位置で床板を外したら、その位置に新しく同じ厚みの材料を入れます。同じ厚みの材料を入れて固定すれば、その上にクッションフロアを敷いてもフラットな状態でリメイクする事ができました!

水回りの床は湿気などで傷んでしまっている箇所がいくつかあったので、補強しながら進めていきます。電動工具は大きなケガにつながる危険性があるので使い方をちゃんと教われると安心ですね。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。