昭和村の冬の楽しみ『みずあめづくり』はご存知? 自然の甘味料を使ったワークショップが昭和村で開催。
昭和村の魅力を発信し続ける女性二人のユニット『渡し舟』が主催する、麦芽みずあめワークショップがSHARE BASE 昭和村で開催されました。村内外からの参加者が集まり、ここでしか学べない貴重なワークショップとなりました!
目次
1.貴重な甘味材料『麦芽みずあめ』はご存知?ワークショップ講師のご紹介。
昭和村ではその昔、砂糖が簡単に手に入らなかった時代から、麦芽(もやし)ともち米を用いた糖蜜『みずあめ』が手作りされてきました。
時間をかけて作り出される素朴な風味と自然の甘さは、食材のうまみをグッと引き出してくれるそう!
今回は、そんな麦芽みずあめを使ったきな粉あめや、自家製コチュジャン、みつ豆などの調理実習の他、麦芽みずあめにまつわるお話や映画など、濃密で充実した時間を過ごすワークショップが開催されました。
講師は、フードデザイナー/フードアーティストとして活動する中山 晴奈さん。今回は、新型コロナウィルスによって様々な影響が想定される中、Skypeを活用する事によって”リモートワークショップ”という形で今回のワークショップが実現することとなりました!
2.世界の糖(みつ)のお話と麦芽あめ作りの映画上映。
はじめに行われたのは、世界各地の糖(みつ)に関わるお話から。何種類もある甘味料を少しずつ食べ比べることで、世界各地の甘みを体験。これから始まる麦芽あめを使った調理実習にも期待が高まります。
その後は、100インチスクリーンで記録映画『昭和村のキヌイさんの麦芽あめつくり』を鑑賞します。手間ひまかけた工程に参加者一同引き込まれていきます。
この後は、麦芽みずあめを使った調理実習のワークショップが行われていきます。講師の中山さんとSkypeで繋がっているので、その場にいるような感覚で進められて行きました。
3. 短時間でも豊富なラインナップ! 今回のワークショップで作ったもの。
今回のワークショップの調理実習で作られてのはコチラ。参加者は各班に分かれて行います。
◆麦芽あめを使ったオリジナルきな粉飴
オリジナルのきな粉あめでは、引き伸ばしたり切ったり、包装紙に包んだりと、子供も一緒に学べるような内容のもの。優しい甘みにほろほろ溶けていく食感、徐々に広がるきな粉の香りが、どこか懐かしさを感じさせるきな粉飴。
◆麦芽糖を使った自家製コチュジャン
コチラは自家製コチュジャン。思っていたよりも多い唐辛子の量に、参加者の皆さんも驚き! コチュジャンはお持ち帰りできるので、参加者が持ち込んだ瓶を煮沸消毒。詰め替えて持ち帰り用に別途取り分け。
◆麦芽糖みつ豆
◆手作りのキムチとコチュジャンでビビンバ
さらに、今回はキムチも手作りで。自家製のキムチとコチュジャンを使って、ビビンバを作ってお昼ご飯。コチュジャンは旨味が凝縮されつつも少し刺激のある辛さがちょうど良い。自宅でこのクオリティが食べられるなら申し分なしです。
麦芽みずあめ一つでこれだけのレパートリーが紹介された今回のワークショップですが、素朴な風味と自然の甘みが生かされる料理はまだまだあるのではないでしょうか。参加者の皆さんも、楽しかった!と大満足の様子でお帰りになられました。
4.昭和村の豊かな食文化を再発見。『渡し舟』の願いが込もったワークショップ。
今回のワークショップで、福島県昭和村の豊かな食文化を再発見する機会が増えれば・・・と願う『渡し舟』のお二人。
村の姉さまには、そういった食にまつわる思い出や、経験を教えていただきたいし、そういった経験がない自分たち世代は、お金を出して買うばかりでない。
豊かな昭和村の食文化を再認識して行きたい。そして、村外の方にも『どうだ!昭和村の食文化はこんなに豊かなんだぞ!』と自慢して知ってもらいたい。(引用:麦芽みずあめワークショップチラシより抜粋)
今後も、昭和村の魅力を発信し続けるお二人の活動が楽しみです!
▶『渡し舟』のお二人についての詳しい記事はこちら。
またSHARE BASE 昭和村ではワークショップ開催など会場利用としても使えますので、ご相談お待ちしています。