初めてでもできる!? 洗面化粧台脇のキッチンパネル(不燃化粧板)施工をDIY!
キッチンや洗面台などの水回りは、湿気を含みやすい場所ですよね。そんな場所に壁紙が貼ってあると、いつしか湿気で壁紙が剥がれていってしまうもの。そんな場所にはキッチンパネルと呼ばれる不燃化粧板が多用されています。
今回は古民家SHARE BASE 昭和村に、初めてキッチンパネルをDIYで取り付けてみたいと思います。失敗も多々ありますが、やっぱりDIYは愛着が湧くというもの! チャレンジしてみるのもいいかも?
目次
1. 洗面所の剥がれた壁紙補修!DIYでキッチンパネルを貼って湿気に強い壁に!
古い洗面化粧台から新しいものへチェンジしたSHARE BASE 昭和村の洗面台。洗面化粧台を導入する前にその横には壁紙を貼っていました。仕上がりはとても綺麗で満足していたものの、やはり水回りは湿気を吸ってしまうと経年と共に歪んでしまったり剥がれていってしまうんです。
▶︎古民家の洗面所をリフォーム!〜④洗面所のBefore→After〜
そこで、今回は壁紙を取っ払い、キッチンパネルを施工してみることにしました。洗面台を動かすのは大変なので、横から滑り込ませるような形で取り付けしていきたいと思います! 素人が貼るキッチンパネル、一体どんな仕上がりになるのでしょうか。
2. キッチンパネル(不燃化粧板)を必要な大きさにカット!
用意したのはキッチンパネル「パニート」。大きさは 910mm×1820mmほどあります。厚みは3mm弱程度ですが重さは8.8kgもあり、基本的には1人で取り扱わないことが注意書きとして書かれています。
用意したのは、
・キッチンパネル
・キッチンパネル用ボンド
・コーキングガンとコーキング材
・両面テープ
・メジャー
・カッター(後ほど電動ノコギリに変更)
です。種類によってはキッチンパネルもホームセンターに置いてあるので、全てwebかホームセンターで材料は揃います。
まずはサイズを測ってカット!・・・と思いきや、カッターで切れるような代物ではなかったようです。本来であれば「アクリルカッター」なるものを使うと簡単に切れるそうなのですが、流石にカッターでは歯が立たない。ということで、結局は電動ノコギリを使ってカットしていきました。。。
カットしたキッチンパネルを、施工する場所に当てがってみます。壁紙が剥がれてしまった大きさちょうどにカットするのではなく、壁紙に被せるように貼ることで、継ぎ目が目立たなくなります。
また、最後にコーキングで端っこは仕上げるので、設置する場所の大きさから2〜3mmほど小さくカットしておくのもポイントだそう。
3.見切り材を必要な大きさにカットして取り付ける。
取り付けする前に、カットしたキッチンパネルの端に「見切り材」というものをつけます。見切り材はカットして仕上げが乱雑になった部分を隠し、自然な仕上がるになるためのものです。壁と床がぶつかる場所にもそのつながりの部分を綺麗に仕上げるための見切り材をつけますが、目的としては同じようなもの。
見切り材はキッチンパネルと同じ長さにカットした上で、溝にボンドを注入してはめ込みます。実はこのコの字になった見切り材ですが、表側にくるのは短手の方。(今回は知らずに長い方を表側にしてしまいました。。。)形状を見てみると少しアールが勝っているので、短い方が仕上がりが自然になりますね。
4.両面テープとキッチンパネル用ボンドでいよいよ貼り付け!
貼る場所のイメージが整ったら、いよいよ貼り付けの手順に進みます! ここで出てくるのがコーキングガンとボンド、両面テープです。両面テープはキッチンパネルを貼るための強力なものが販売されているので、そちらを使用するのがオススメ。
両面テープを周囲に巡らせ、その間にコーキングがんでボンドを満遍なく置いていきます。(テープの貼り方やボンドの塗り方は専門的なやり方があるそうですが、ほぼ自己流で・・・)両面テープの剥離紙を剥がしたら、2人がかりで設置場所へ持っていきます。
今回は壁の隙間に滑り込ませて接着するので、両面テープが壁に付いてしまわないよう慎重に。。。指定の位置まで来たら、両面テープが貼ってあるところを満遍なく接着させていき、貼り付けは完了!パネルのカットでは苦戦しましたが、その後の工程は思ったよりもラク。障害物がなければ、サイズ的にも1人で作業できる感じでした。
5.コーキングで仕上げれば、湿気に強い壁の完成。
そして最後はコーキング! コーキングも見切りのように接続部分に目地を入れ、綺麗に仕上げるための工程です。マスキングテープで周辺を養生し、コーキングがんで打ち込んでいきます。打ち込んだ後は指やヘラでなぞって仕上げ、テープを剥がせば綺麗な目地の出来上がり!
ポイントは打ち込んだ後のなぞり。途中でなぞるのを止めてしまうと、段差や跡ができて仕上がりが不細工になってしまうから要注意。
気持ちよくコーキングできるとクセになってしまうこの作業。仕上がりが綺麗になると気持ち良いのがDIYの醍醐味!これで湿気により剥がれてしまっていた壁も、湿気に強いパネルで仕上げられた壁になりました。 水ハネもなんのその! ガシガシ使えます!