自然素材には蜜蝋ワックスが相性◎!初心者でも使いやすい蜜蝋ワックスの効果は?
自然塗料である柿渋を杉板に塗り、色が落ち着いた所で蜜蝋ワックスで表面を保護していきたいと思います。さまざまなDIYで活用される蜜蝋ワックスってどんなもの?実際に古民家に使った様子をご紹介したいと思います。
1.蜜蝋ワックスの効果と効能は?
ワックスと言えば、ヘアワックスを始めスキー、スノーボードなどいろいろなワックスが思いつきます。ワックスは「蝋(ロウ)」のことで、整髪料や潤滑剤など用途はさまざまですが、今回のワックスは木材の表面を保護する用途として使う『蜜蝋ワックス』です。
蜜蝋は、ミツバチの巣から採取される蜜蝋に由来し、その名の通り自然素材から作られます。自然素材である木材との相性は抜群で、適度なツヤと防腐の作用を持ち、木の特性を生かしながら表面を保護、表情を豊かにしてくれます。
柿渋同様自然素材が主原料のため安全、初心者でも扱いやすく商品化されていて、現代でもさまざまなDIYの局面で活躍する蜜蝋ワックス。柿渋を塗った床板に塗って、変化を楽しみたいと思います。
2.柿渋を塗った床に蜜蝋を塗る
杉板に柿渋を塗って幾日か経った所に、蜜蝋ワックスを塗っていきたいと思います!
今回使う『未晒し蜜蝋ワックス』という製品には2種類のタイプがあります。
①Aタイプ(バター状の固さのもの)
②Bタイプ(マーガリン状の固さのもの)
それぞれどんな木材に塗るかの適正があるので、商品サイトでcheckしておくと良いと思います。
▶未晒し蜜蝋ワックス公式WEBサイト
今回は木材の適正からして、Bタイプの未晒し蜜蝋ワックスを使っていきます!
①スプーンの柄で缶を開ける
②スプーンで蜜蝋ワックスを取ってスポンジに塗り広げる
③塗った箇所をタオルなどで乾拭き
初心者でも簡単な3STEPです。事前に表面の汚れやホコリは取り除いておきましょう!
3.蜜蝋ワックスを塗った場所との比較
早速蜜蝋ワックスを塗っていきます。塗ってすぐの所は程よく光沢が出ています。写真でわかりやすい様に撮っていますが、実際は塗った所が余り目立ちません。塗った箇所を忘れてしまわないように、「一定の面積を塗ったら乾拭き」という作業を繰り返していくと塗りやすいそうです。塗った箇所の方が木に表情が出ているのがわかるかと思います。
全体を塗り終えてすぐの状態です。乾拭きした後はサラサラした感じになりますが、うっかりその上を歩いてしまったりすると足跡が残ってしまったりするので要注意です。(特にお子様がいるご家庭では)約半日〜1日程、風通しを良くして乾かします。
4.蜜蝋ワックスを塗った翌日、仕上がりはどう?
蜜蝋ワックスを塗って一日が経ちました!木にワックスがしっかりと浸透したのか、光沢も控えめになり、表面はサラサラとしています。さらに、ワックスを塗る前に比べて木の色味、木目の表情がくっきりと出て自然な風合いに仕上がっています。成分として配合されているエゴマ油が木の内部に浸透することで、木目が深くなり経年と共に木に表情がより出てくるそうですよ。
蜜蝋ワックスは化学塗料の上からだとその最大の効果は発揮されないそうです。今回は未塗装の杉板に自然塗料の柿渋で塗装、その上に自然素材の蜜蝋ワックスを塗り、古民家ならではの経年変化を楽しめる自然素材を主に使って進めて来ました。
最初は自然塗料にこだわってはいませんでしたが、やはり古民家に馴染む色合い、風合いは自然素材のものが相性◎!選んで良かったと思える仕上がりになりました。
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