築150年を超える古民家の、時間と手間をかけたキッチンスペースDIYのビフォーアフターとその改装手順をご紹介!
古民家を改装して何かを始めたい! という時、キッチンスペースの改装は放っておけないはず。今回は、築150年を超える古民家を民泊施設にした「SHARE BASE 昭和村」を例に、古民家のキッチンスペースDIYのビフォーアフターをご紹介!
目次
1.古民家のキッチンスペース”DIY改装”のビフォーアフターはこちら!
▼Before
▼After
従来の古民家のキッチンスペースは、流し台に食器棚、ダイニングテーブルと、一般的な昭和っぽい感じのレイアウトになっていました。
改装後は、カウンターチェアが5席、4人掛けのテーブルと2人掛けのテーブルが置いてあります。カウンターで空間を仕切ることによって、水回りのごちゃごちゃとした「作業場」というイメージと切り離しています。
ここでは、食事をしたりお酒を飲んだり、Wi-Fi環境も充実しているのでPCを開いてワークスペースとしても使われることがあります。
今回のキッチンスペースのDIYリノベーションの作業ポイントは4つです。
DIYで化粧ベニヤから壁紙仕上げに。
DIYで床をクッションフロアに変更。
DIYでカウンターを造作・設置。
新しいキッチンの取り付け。
以上4つです。
それぞれの作業については次からご紹介しています。
2.キッチンスペース改装の手順①【DIYで化粧ベニヤから壁紙仕上げに。】
まず既存のキッチンを解体し何も無い状態にしたら、既存の化粧ベニヤの壁に壁紙を貼っていきます。
壁紙には生のり付き壁紙や、のりなしの壁紙、そしてシール壁紙など様々な種類がありますが、貼りやすさやデザイン性などから選んでいきましょう。
ポイントは、キッチンが取り付けられる箇所は壁紙の必要がないので、導入するキッチンの幅よりも少し広めに貼っておけばOK。
もっと詳しく知りたい方は、こちらに壁紙仕上げにしたときの記事と気づいた事をまとめていますので、こちらからご覧ください。
▶【壁】古民家キッチンを壁紙仕上げにする時の3ステップと気づいた事4選。
3.キッチンスペース改装の手順②【DIYで床をクッションフロアに。】
次に、既存の床にクッションフロアを設置して、水気に強い床に仕上げていきます。ここでは、クッションフロアを貼るための基礎知識0の状態から、両面テープ、ボンドなどを駆使してクッションフロアをDIYで設置していきます。
途中、床下収納庫の部分はどう貼るのが良いか?クッションフロアの召し合わせの部分はどのように処理するかなど細かい部分が出てきます。
クッションフロアの貼り方や注意点や気づいた事など、詳しい内容はこちらの記事でご紹介しています。
▶【床】古民家キッチンのクッションフロアをDIYで仕上げる4ステップと気づいた事5選。
4.キッチンスペース改装の手順③【DIYでカウンターを造作・設置。】
キッチンスペースを、より人が集まりやすく充実したスペースにするためにカウンターをDIYで造作していきます。
壁付けのキッチンに対して、背中側にある程度高さのあるカウンターを設置する事で、配膳台、カウンターテーブル、食器棚の3役を一気にこなせるので、カウンターがあると何かと便利!
2×4や1×4のSPF材とインパクトドライバー、丸ノコなどの道具を使って造作していきます。
DIYでカウンターを作った時の工夫点や気づいた事などについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶【カウンター】古民家にDIYでキッチンカウンターを設置した時の3ステップをご紹介!
5.キッチンスペース改装の手順④【新しいキッチンの取り付け。】
キッチンを置くスペースの準備ができたら、いよいよキッチンの導入です。今回はシステムキッチンの導入なので、ほぼ箱を並べるだけで完了です! ただし、水漏れなどがあってはせっかくのDIYも無駄になってしまうので、給排水などは設備屋さんにお願いするのが正解。
キッチンの納入から取り付けが終わるまでの様子は、こちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。
▶キッチンが変われば家が変わる!古民家に新しいキッチンを導入!
6.キッチンスペースは、食事だけじゃなく人が集まれるスペースとして作ろう。
いかがでしたでしょうか? ビフォーアフターでは、従来の家庭用のキッチンスペースから、人が集まるような多目的なスペースに変わっていきました。
時代の移り変わりのようにも見えますが、そのスペースを使う目的によってリノベーションする方向性が変わるので、まずはどんな用途に使うのか?どんな使い方、使われ方をしたいのかというのを考えておくと、理想的なキッチンスペースになるかもしれませんね!