【結論】クッションフロアはボンドと両面テープのどっちが貼りやすいのか?

DIYでクッションフロアを貼る方法は結局どっちがいいか?両方試してみた結果は?

古民家再生する中で、基本的に両面テープでクッションフロアを貼ってきたわけですが、いまいち貼りが納得いかない箇所はボンドでも試してみました!結局はどっちがうまく貼れるのか?それぞれのメリットをまとめてみたいと思います。

1.両面テープで貼る場合のメリット

クッションフロアを両面テープで貼る
●両面テープのメリット
①作業時間が短い
②一人でも貼りやすい
③貼ってからすぐに固定される

両面テープの場合、縦、もしくは横にある程度の感覚をあけて直線的に貼ればいいだけなので、作業時間がボンドに比べると早く貼る事ができます!広い範囲を1人でもこなせる作業量で済みますし、貼ってからも両面テープはすぐにクッションフロアと密着してくれるので、準備から完成までが楽になります。ボンドとは違って感覚をあけて貼るので、足場も確保しやすいです。

デメリットはメリットのその逆で、一度貼ってしまうと剥がしにくい所。広い範囲を1人で確認しながら貼ると失敗しがちですが、一度両面テープと密着してしまうと、剥がした時に両面テープにクッションフロアの下地が持っていかれてしまいます。そうすると貼り直したときにクッションフロアがよれやすくなるので、作業時間が短くなる分貼る時の集中力を要するということですね。

2.ボンドで貼る時のメリット

クッションフロアをボンドで貼る
●ボンドのメリット
①貼ってからすぐならやり直しがきく
②全体的に床と密着するので空気が入りにくい
③貼る面に若干勾配などがあっても綺麗に貼れる

ボンドで貼る場合は、ボンドが乾き切るまでは調整がきくという所が最大のメリットになるかと思います。両面テープがテープを貼った箇所のみ密着するのに対して、ボンドは広い範囲で床下地とクッションフロアが接着されます。そのため空気が入りにくく、下地に若干の勾配があっても綺麗に貼れるというのがメリットになります。

デメリットは作業時間が両面テープよりもかかるというところ。くしゴテでボンドを満遍なく塗り広げていく労力、ボンドを塗った所の上は歩けないので計画的に塗る必要があるというところですね。ほとんどのクッションフロア用のボンドは、「オープンタイム」といってボンドを塗り広げてから10分程放置してから貼る(ボンドによって時間はまちまち)必要もあります。

3.結論:両面テープとボンド、どっちがいい?

両者ともさまざまなメリット、デメリットがありますが、まとめてみると
「広い範囲はボンドがオススメ。狭い範囲は両面テープがオススメ。」
これに尽きるのではないでしょうか?
クッションフロアをDIYで貼るトイレのような狭い場所にクッションフロアを貼る様子
広くなれば広くなる程周辺との調整が難しくなるので、貼り直しがしにくい両面テープはそれだけ正確さが必要になります。逆に狭くなれば狭くなる程、ボンドを塗った所の上は歩けなくなるので、作業範囲が狭まってストレスやミスに繋がりやすくなります。
クッションフロアをDIYで貼る
貼る下地の条件で言えば、
「勾配があったりと床下地の状態が悪い所や重ね張りする箇所にはボンドがオススメ。状態の良い下地の箇所には両面テープがオススメ。」
といった所でしょうか?写真ではさらに密着性を高めるために両面テープとボンドの両方で攻めていますが。やっぱりクッションフロアを貼る上で1番気になるのは空気が入り込んでしまう所なので、床の下地の状態があまり良くない所では、両面テープのみでは密着していない箇所に空気が残りやすいです。物にもよりますが、費用的にはボンドの方が安上がりなのではないかと思います。

両方を試してみましたが、どちらがで貼るのが良いか、これは床の下地や部屋の条件によって適した方を選ぶのがオススメ!この古民家では、場所によってボンド&両面テープを使い分けて作業をしています。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。