冬の田舎の過ごし方は一味違う。一人じゃ絶対行けない雪山の狩猟体験に密着!!

運動不足も解消?! 狩猟の文化を体験する、狩猟体験ツアーに同行!

冬の山村、福島県の昭和村では、狩猟の免許を持った人たちは鉄砲を持ち、かんじきを履いて雪山へ狩猟に出かけて行きます。今回は我々SHARE BASE 昭和村が募集する、日本在住のほとんどの人が非日常と捉えられるであろう「狩猟」という貴重なシーンに立ち会えるツアーに同行してきました!

1.スタート地点は古民家「SHARE BASE 昭和村」。暖冬により雪は少なめ。

今回同行したのは、SHARE BASE Matchingで募集している狩猟体験ツアー。地元昭和村を知り尽くした遊びの天才の異名を持つ猟師さんと、雪山を散策しながら獲物を探しに行くというもの!
福島県の貴重な体験
冬の山は幻想的な景色とは裏腹、その道を知っている人でないと遭難や滑落などの危険と隣り合わせ。絶対に一人では体験することのできない、貴重な冬の田舎体験の一つです。
シェアベースマッチング【福島県・奥会津】かんじきを履いて雪山散策!古民家に泊まる狩猟体験ツアー!の詳細はこちら。

シェアベース昭和村
スケジュールは、まず宿泊場所の古民家民泊施設「SHARE BASE 昭和村」に集合。受付などをすませた後、着替えなどを済ませ、1日目は近場でかんじきを履いての歩き方の練習などをします。

というのが事前のスケジュールでしたが、今年は暖冬と言われ積雪は管理少ない様子。かんじきを履くまでもなさそうなので、着替えたらすぐに狩猟ポイントに出かけてみることに!

2.ガイドと合流して早速雪山へ出発!

昭和村の猟師さんと出会う
着替えを済ませたら、地元猟友会の会長であり、今回ガイドをして頂く羽染 輝男さんと合流! 参加者さんも山登りの経験者ということで、装備も万全! ガイドさんともすぐに打ち解けた様子で、早速雪山へ出発です。

雪山散策を福島県で
さて、第一のポイントに着いてみると、やはり標高の高いところはそれなりの積雪が! 予想以上で人数分のかんじきがなかったので、ガイドさんを先頭に列を連ねて山に入って行きます。

雪山に入ったら、ガイドさんの先を歩いてはいけません。急な獲物の登場に、鉄砲を瞬時に用意し獲物を仕留めなければならないからです。緊張感が高まりつつも、様子見ということで景色や雪、動物の足跡などを楽しみながら進んで行きます。

雪山散策を福島県で
参加者さんは今年初めて見る雪に大喜び! ガイドさんによるクマの寝床や動物の足跡など、動物が暮らしている様子が目に見えるように説明してくれました。

雪山散策を福島県で
やはりやっておきたいのは雪へのダイブ! しっかり歩いて火照った体にはちょうど良いですね。防水のウエアは必須! 初日は雪山をたっぷりと満喫しました。

この日は獲物と出会うことはありませんでしたが、日も落ちる前に宿へ戻り参加者さんは温泉へ。その後はガイドさん達と地元のご飯を食べたりお酒を飲んだり、賑やかに過ごして二日目を迎えます!

3. 獲物には出会えるか?! 2日目も充実の雪山散策。

雪山散策を福島県で
2日目は早朝に集合。早速最初のポイントへ向かいます。天気は幸い晴れ! 雪化粧した山並みの景色が綺麗で、朝の静けさも気持ち良い。
猟師とライフル
2日目は、1日目には出番のなかった鉄砲を拝見! 滅多に見ることのできない本物の鉄砲に緊張感も増します。免許を取得してから何年で持つことができる銃など、銃の種類もさまざま。狙う獲物によっても使う鉄砲が異なるそうです。
狩猟に使う鉄砲の弾
さらに見せてもらったのがライフル銃と散弾銃の弾。狩猟の免許を持っている人は、この弾数も帳簿に記録しているそう。ずっしりと重い弾を腰に装着して鉄砲を持って移動するので、バックパックを背負うのみのボクらとは全然状況が違うようです。

狩猟の獲物を昭和村で探す
福島県昭和村の猟師の姿
最初に向かったのは、ガイドが昨日解散後にイノシシを見かけたというポイントへ! 暖冬の影響で雪が少ないので獲物を見つけたり追いやすい状況かと思いませんか?

実は雪が無い状況では、獲物の足跡も見つけづらい上、行動範囲も広くなるので条件としてはかなり厳しくなるとのこと。予想に反して難しい状況のようですが、キリッと鋭い眼光で獲物を探します。

4. もう一つのフィールドでさらに険しい道へ。

冬のトレッキング
一つめのポイントで獲物に出会えず、今度はさらに奥地へと進むポイントへ移動することに。道も一列にならないと通れないほどの峠道、ここでも大きな私語は厳禁。

これだけ雪の多い所でも、暖かい装備で歩けば汗も滲むほどになります。しんと静まり返った雪山に、雪を踏む音と吐息が吸い込まれていくようです。
冬の雪山をトレッキング
福島県で狩猟体験
歩くコースの途中には、何箇所も沢を超える場所があります。スノーブーツよりも、防寒長靴などの長めの靴を履けば、こうした沢もなんのその。穴が空いてしまったりしている長靴では、どんどん冷たい雪や水が侵入してきてしまうので注意!

しばらく歩き続きましたが、雪の少ない状況もありあいにく今回のコースでは獲物とは出くわせず。
雪山でのトレッキングや自然散策が充実しましたが、時間が余ったのでとっておきの遊びに連れてってもらいました!

5. 冬でも雪でも遊びは本気で! その土地ならではの楽しみ方がある!

福島県で狩猟体験
時間が余ったこの日は、ガイドさん達のスノーモービルで雪原を爽快に滑走!! 見渡す限りの山々を背景にハイスピードで駆け巡るスノーモービルは、雪国ではマストの遊び! 存分に楽しんだ後は、ぺこぺこになったお腹を満たすお楽しみの時間。
福島県で狩猟体験
ガイドさんのご家族が握ってくれたおにぎりに加え、外で食べるカップヌードルは至福の時間です。澄んだ空気の中で食べるご飯は何にも代えられない贅沢品ですね!

福島県で狩猟体験
2日間に渡って冬の田舎の雪山を存分に満喫する事が出来た今回のツアー。仕上げに思い出の写真をパシャリ。その土地にはその土地の、とっておきの遊びがあるもの! 自ら体験して新しい発見やサービスに繋げる、我々SATORU流の遊び方であり、働き方でもあります。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。