小さな村の大きな可能性!福島県昭和村の知られざる史跡や撮影スポット、廃集落を巡る村内散策へ!

身近な所に宝がある。まだ知られざる村の魅力を見つけに!

江戸時代から残されている史跡や、貴重な自然を散策、そして失われた営みを目の当たりにする廃集落、耕作放棄地を巡る村内散策へ!小さな村の大きな可能性は、まだまだこれからが楽しみです。

1.庚申塔や史跡、木地師の痕跡を辿る

福島県昭和村
福島県昭和村 庚申塔
村内周遊に参加した村内在住の皆さん。食い入るように村の史跡に目を留め、詳しい話を聞こうと耳を傾けます。

庚申塔(こうしんとう)の建立は江戸時代から行われていたもの。村内の各所に庚申塔があり、場所によってはいつも通る道なのに存在に気づかなかったものもありました。福島県昭和村に移住して1年半、これほど多くの史跡が残されている事に終始驚きを隠せません。。。
福島県昭和村 史跡
福島県昭和村 史跡
福島県昭和村 史跡
福島県昭和村 馬頭観音
会津漆器の器を作り収めていた木地師が暮らした痕跡や墓など、初めて聞く話ばかり。福島県昭和村の歴史は、今では詳しく語る人も少なく、それらを記した文献は貴重とされています。もちろんインターネット上で調べようにも情報は少なく、こうして村の方の話を聞きながら散策できることは非常に貴重な体験!ガイドとなる人がいて初めて成立するのでしょう。逸話も交わってとても面白いと思います。
福島県昭和村 官軍戦士9人の墓
車では素通りしてしまうような場所や脇に逸れた道、車でも慣れていないとなかなか入っていけない道や、ほとんど通らなくなった古道に、知られざる史跡や景色が溢れています。

2.歩いて楽しい!自然を散策!

自然が残された昭和村だからこそ、ゆっくり歩いて自然を散策したいものです。素通りしていた景色の中にいろいろな発見があります。
福島県昭和村  宿り木
宿り木は、樹木の枝や幹に「寄生して生長する」特殊な植物。宿り木には、『困難に打ち克つ』、『忍耐』などの花言葉もあり、人工的に栽培することは難しく、神聖なパワーを感じることができます。
福島県昭和村 山ぶどう
福島県昭和村 自然散策
自然と成っている山ぶどうは、酸味が少し強く、加工して調理してもより美味しくなりそうです。立派な実を付けているギンナンもあったりと、大切にされた自然が作る天然の食べ物が豊富に見られました。昭和村では山菜やキノコも採れ、自然の恵みを頂くのに持ってこいの環境が整っています。

山菜やキノコを採って、新鮮なその日の内に調理して食べる。昔からの営みですが、実は今、意外と簡単に経験できない貴重な体験があります。

3.失われた営みを目の当たりに。廃集落、耕作放棄地へ

福島県昭和村 自然散策
村内散策も終盤の頃、かつては営みのあった集落が、誰も住まなくなり荒廃してしまった様子を見に行く事に。人口が減り続け暮らしもままならなくなった時、こうして寂しくなってしまう場所が日本にはどれだけあるのでしょうか?

福島県昭和村 空き家 空き地
福島県昭和村 雪 廃集落 空き家
福島県昭和村 雪 廃集落 空き家 耕作放棄地
建物は痛み雪の重さで潰れ、トタンの内側の茅葺きが覗いています。田畑を耕作していたと思われる場所は、草が生い茂り跡形もありません。秋の冷たく乾いた風が、人がいなくなった場所に哀愁を漂わせています。

個人的には不謹慎にもワクワクに似たような感覚を覚えてしまいましたが、「こうならないように」という思いが村の方々からも伝わってくるようでした。

4.知られざる撮影スポット!管理をすれば絶景に!

福島県昭和村 林道
福島県昭和村 撮影スポット
普段は通ることのない道路、林道と、その先の知られざる景色もまだまだあるんです。遠くを見渡せるスポットから、「ここの草を狩ればもっとよく見えるようになるよね」と、新しい撮影スポットを開拓できる話をしたりと、可能性を探ります。
福島県昭和村 インスタ映え
雨の量が多い時には滝が現れるとも言われる場所など、ワクワクする自然が村内に溢れ返っていました。

5.福島県昭和村には観光資源がたくさん!

福島県昭和村 周遊ツアー
約半日に渡る村内周遊ツアーを終え、昭和村にはまだまだ新しい観光資源があることを再認識!特に村内の史跡、アウトドアなど自然散策において可能性を多く秘めていることを実感できます。まさにここでしか味わえない体験が、これから始まっていくのではないでしょうか。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。