絶景を届けてくれる秘境路線、只見線に手を振ろう!
雪が深まり、只見線の線路沿いの町並みも真っ白に雪化粧。先日立ち寄った只見駅で、只見線に手を振って来ました!ローカル路線に手を振る意味、そして只見線だけではなく、そんな取り組みが他の路線にもあったことを思い出したんです。
1.只見線に手を振ろう条例とは?
『只見線に手を振ろう条例』は、住民に不可欠の「生活路線」であり、かつ、「観光路線」でもある只見線への愛着を深め、力強く走るその姿を応援しようというもの。参画しているのは、福島県は只見町、金山町、柳津町、三島町、昭和村、新潟県は魚沼市です。
特に観光路線としては、四季折々の奥ゆかしい景色を届けてくれ、奥会津の人々に接したり地元の特産品も楽しめる、欠かせない路線になっています。災害による苦難もありながら、不通区間の復旧を願う人々に支えられて走り続けています!
今回は、只見町観光まちづくり協会さんへ立ち寄らせて頂いた際に、一緒に手を振らせて頂きました!
只見線に乗って、会津若松駅〜会津川口駅間を往復した時の様子はこちらでご紹介しています。
▶絶景の秘境路線なら、只見線で奥会津観光がオススメ!
2.雪の中を力強く走る只見線
オリジナルの法被を着させて頂き、雪の中の出発を控えた只見線をのぞみます。只見町観光まちづくり協会の皆さんは、雨の日も風の日も、そしてこんな雪の中でも毎回手を振っておられるそうです。とても楽しそうに一緒に手を振りましょう!と誘って頂きました。
ゆっくりと力強く出発していった只見線。車内のお客さんも、手を振るこちらの姿に気づいてくれて振り返してくれる方もいらっしゃいました!こうして手を振るだけで愛着が湧いてくる、只見線も、その路線沿いの人たちも好きになる素敵な取り組みですね。
こうしてローカル路線に手を振る姿を見て、茨城の常陸大宮市で行われてたプロジェクトも思い出しました!
3.茨城県の「水郡線SLにみんなで手を振っちゃおう♪プロジェクト」
画像引用:楽天ブログ
思い出したのは、2013年に茨城県の常陸大宮FB会が企画した「水郡線SLにみんなで手を振っちゃおう♪プロジェクト」。水郡線は、茨城県水戸市の水戸駅から福島県郡山市の安積永盛駅、茨城県那珂市の上菅谷駅で分岐して茨城県常陸太田市の常陸太田駅を結ぶ鉄道路線です。
この水郡線にSLが走る機会に合わせ、常陸大宮市のPRを行うといったもの!東日本大震災で被害もあったこの地域に、元気をもたらす機会にもなったのです。
画像引用:youtube
この動画の音楽を担当したのは、高校時代の同級生の音楽家 平島慎吾氏です。米バークリー音楽大学在学中に、地元常陸大宮市のこのプロジェクトに楽曲を寄与。最近では、ライブと芝居を掛け合わせた全く新しいステージ『ドラマチック・コンサート “Give and Take”』を手がけた事も記憶に新しいですね。
その他、セッションギタリスト、ピアニスト、ヤマハ音楽振興会ギター科講師(首都圏・関東)、ミュージカル音楽制作、ステージングディレクターなど多岐に渡り活躍中です!ここでは紹介しきれませんが、是非ご興味のある方は聞いてみてくださいね。
▶Shingo Hirashima オフィシャルウェブサイト
只見線と水郡線いずれも、災害や震災などによって失われた元気を取り戻す力を与えるための「手を振ろう」という行動。簡単な事ですが、地元住民が少しだけ意識して行う事で、乗客も含め無条件に嬉しくもなったり楽しくもなるものです。