いよいよ玄関の床板張り!杉板を使って木目を生かしたフローリングへ。
敷居と根太の修復が終わったらいよいよ床張り開始!試行錯誤しながらDIYする古民家玄関の床板。使った材料、配管がある箇所の床板の取り付け方は?使う釘はどんなものがオススメなのか?
目次
1.杉の荒板を並べてフローリングに
玄関から居間に続く敷居の修復、そして根太の修復を終え、いよいよ床板張りに入ります!コスト面と加工のしやすさから、今回は杉の無垢板を使って作業していきたいと思います。
用意していたのは
①釘
②厚さ15mmの杉板(1820mmをカットして使用)
③カナヅチ
④当て木(SPF材の端材)
以上が主な材料、途中途中に配管が立ち上がっている難関ポイントなどもあるので、そこには適宜解決のアイテムを使っていきたいと思います。
従来の床材の厚みと同じものを使っているので、剥がした後のスキマにカットした杉板をカナヅチと当て木を使って滑り込ませていきます。今回使っているのは単なる杉の板なので、サネ加工はされていないもの。自然な木目なので、方向や柄を気にせずに進められます。
2.材料は根太の位置に合う様にカット
全体的に仮置きをしてみて、材料の置き方、配管の立ち上がりの避け方などを検討してみます。場所によっては根太の位置に合わせて長さを調整する必要があります。なるべく材料同士のスキマを少なくするために、長さを互い違いに並べていく事にしました。一定の長さに互い違いに貼り合わせていくのを「定尺張り」というそうです。
大広間の床張りの時に、定尺張りについてご紹介しています。
▶古民家【大広間】の床の貼り替えに挑戦!#5〜新しい床(フローリング)を張る〜
毎度簡単な作業だけの一辺倒とはいきませんね、ここにも難関ポイントが出現です。
3.配管の立ち上がりの位置はどうする?
配管の立ち上がり部分にはこんなアイテムを使ってみました!インパクトドライバーにつけるタイプの木工用の「自由錐」です。配管の立ち上がり部分と円のサイズを測ったら、自由錐の大きさを調整してインパクトに装着!高速回転で穴を開けます。
便利なアイテムですが、購入時はインパクトドライバー用のモノとドリルドライバー用のモノがあるので※要注意。ドライバーとのジョイント部の形が異なるので、ドリルドライバー用のものはインパクトドライバーには装着できません。。。自由錐だけではなく、もっと小さな穴を開けるドリルにも専用のものがあるので、初めて準備する人は注意しておきましょう。
4.杉の床板の釘打ちはどんな釘がオススメ?
仮置きした後にいよいよ釘打ちしていきます!釘は根太に対して垂直に打つので、根太の場所を把握しながら打っていきます。釘を打たない部分は床が浮いてふわふわしたりギシギシ音が鳴ったりするので、根太が通っている箇所には全て釘を打ち込んでいきました。床板1枚につき約8本の釘。意外と手間のかかる作業です。
後から聞いた話では、なるべく杉の床板に釘を打つ時には頭の丸い釘がオススメとのこと。杉は木が痩せるので、平たい頭の釘は後々靴下に引っかかったりすることもあるそうです。今回は平釘で打っていたので、なるべく妨げにならない様にめり込み気味に打ち込んでいます。
5.木目が落ち着く無垢のフローリング
材料の加工から釘打ちまで、約2日間で床板の取り付けは完了。木目が綺麗で見ていると落ち着きます。。。貼った杉は荒板なので、まだ表面はざらざらしている状態です。ここからサンダーで表面を滑らかに処理して、塗装に入ります!塗装はまた古民家ならでは、自然塗料の柿渋、そして蜜蝋で仕上げていく予定です。
6.ご支援、仲間を募集中!
SHARE BASEは、築150年以上の古民家を再生し、皆が自由に楽しめる秘密基地を提供することから始まるプロジェクトです。
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