昔から受け継がれてきた雪国の知恵。豊かな自然があるからこそできる贅沢な保存食とは?!
身の丈をゆうに超える3メートルもの雪が積もり、春先まで雪が溶けない長く厳しい昭和村の冬。そんな厳しい冬を乗り越えるため、ここ昭和村にはたくさんの保存食が存在します。
先日、村の方から保存食である「キノコの塩漬け」をいただきましたので、今回はそれを使って「キノコの油炒め」を作っていきたいと思います!僕たちSATORUが大好きな昭和村の郷土料理ですので、ぜひご覧くださいませ♪
1.昭和村でたくさん採れる自然の恵を長期保存。
僕たちの住む昭和村は山菜などの自然の恵をいただくことができる、とても豊かなところです。中でもキノコは昔からよく採れるそうで、僕たちも昭和村に移住してから村の方に美味しいキノコ料理をたくさんご馳走になってきました!
昭和村は3メートルもの雪が降り積もる厳しい豪雪地帯なのですが、そんな雪国で生き抜くための知恵として多くの保存食が存在します。
今回は、キノコを長期保存する方法「キノコの塩漬け」を村の方からいただきましたので、僕たちの大好きな昭和村の郷土料理「キノコの油炒め」を作っていきたいと思います♪
▼昭和村での山菜採りの様子はこちら記事をCheck!!
▶山村生活の醍醐味!福島県昭和村でのアウトドア感じる山菜採り!
2.村の方に教わった「キノコの油炒め」を作ってみよう!
それではさっそく「キノコの油炒め」を作っていきたいと思います。まずはいただいた「キノコの塩漬け」を塩抜きしていきます。この「キノコの塩漬け」は名前の通りキノコを塩漬けしたもので、なんと常温で1年もの期間保存可能というから驚き!
塩抜きは真水でやってもいいのですが、1%程度の薄い塩水でやった方がゆっくりと塩が抜けて材料が水っぽくならず、美味しく仕上がりますよ♪
こちらが3時間ほど塩抜きして水気をきったキノコになります。このキノコは全て昭和村の山で採れたキノコで、なめこなどポピュラーなキノコから香茸という高級キノコまで、たくさんの種類がミックスされているそうです!素人目からするとほとんど同じにしか見えない‥。
塩抜きが終わったら多めの油を敷いたフライパンでキノコを炒めていきます。水をきったといえど炒めているとどんどん水分が出てきますので、しっかりと水分を飛ばしていきます。
ある程度水分が飛んでパラパラになってきたら、顆粒だしで風味をつけていきます。塩の抜き加減にもよりますが基本的にキノコにはしっかりと塩気が効いていますので、味付けは顆粒だしで十分です!
最後にチャーハンのように醤油をサラッとまわしかけ、香ばしい香りをつけたらお皿によそって完成です!さっそく食べてみると、キノコひとつひとつ色んな味や食感が楽しめ、最高に美味しいです♪
昭和村に行って感じたことは料理をする方が比較的多いということと、そして何より作る料理がどれも美味しいということ!! 今回も村の方に教わって作ったのですが、今後も色々と教えていただこうと思います♪
▼以前に隣のおばあちゃんに会津の郷土料理を教わった記事はこちら!!
▶郷土料理体験で「蕎麦がき」作りにチャレンジ! 会津の田舎料理に舌つづみ。
3.厳しい冬を乗り越えるための昔から伝わる知恵はすごかった!!
今回は村の方からいただいた雪国の保存食「キノコの塩漬け」で、僕たちが大好きな「キノコの油炒め」を初めて作ってみましたが、とても美味しく作ることができました!
現代みたいに冷凍技術や輸送技術がなかった時代。そんな中、生き抜くために昔の人達が考えた知恵が今でもしっかりと受け継がれていることは、とても素晴らしいことだと感じました。
昭和村にはまだまだたくさんの素晴らしい先人の知恵があります。今後も機会があればまたみなさんにご紹介していきますので、どうぞお楽しみに♪