昭和村の道祖神やほこら、絶景スポットをめぐる村歩きへ。
昨年も行われた、昭和村を知り、観光資源を探りスポットを巡る「村巡り」に、この秋も行ってきました! 今回は、昨年行けなかった村のもう半分をくまなくチェック。「SHARE BASE 昭和村」を見渡せる山にも、プチトレッキングしてきました!
1.村の至る所にほこらや道祖神が。
行われたのは秋の風が気持ちの良い11月初旬のこと。今年も天気に恵まれて快晴! その地区に住んでいる方に説明をして頂きながら、参加者十数名で村内を巡っていきます。
普段車で通り過ぎてしまう道路沿いや、道路から少し入った至る所には、道祖神や祠(ほこら)が点在しています。
経年劣化しているものも多々ありますが、住まう人が代々整備していく事が根付いているため、そこまでの道のりまでがちゃんと草刈りされ整備されています。
2.隠れたスポット「金比羅山」へ。
我々の住む野尻地区には、少し隠れた絶景ポイントがあります。おそらく地元の人に教えてもらわないと気づかない小道から、片道約20〜30分程度のプチトレッキング気分で訪れることができる場所です。
道の途中には少し変わった形の墓石がずらり。この変わった形の墓石は、地区にあるお寺にまつわる方々のお墓のようです。
さらに登り進めていくと、徐々に急な道に差し掛かって行きます。ここが登れるようになっているのも、地区の方々が独自に階段を作り、アクセスできるように整備しているからなんです。
車が入れない道を、資材や道具を持って整備するのは相当な体力を要するはず。地区の方はせっかく整備したので、ぜひ登ってみて欲しいと仰っています。
終盤に差し掛かるとさらに急な山道に! 足を滑らせて道を外れてしまえば、崖に転がり落ちてしまうようなスリルがある難所です。つかまることのできるロープや鎖やあるので、それをつたって登るのがベスト。ここを乗り越えれば頂上です!
頂上に着くと、そこにもほこらがあり、少し開けた平地に辿り着きます。この時は紅葉の時期、美しく色づいた紅葉と、地区を見渡すことができます。
ちなみに、写真だと少し青っぽく見える大きな屋根が、SHARE BASE 昭和村です。もう少し早い時期に来ると、金色の稲穂を蓄えた田んぼを見渡すことができます。
道の幅は人ひとりが通れるほどの道幅になっています。この足元に見える階段が、地区の方々が手作りで整備した階段です。秋の絶景を見渡しながらゆっくりと下っていきます。あまりよそ見をすると踏み外してしまうので注意!
3.村の歴史や逸話を交えながらの村歩き。
ぐるりと村のスポットを巡り、熊野神社に立ち寄ってこの日は解散。住んでいる人でさえあまり立ち寄ることのないスポットもありますが、村の方にガイドになってもらい、様々な歴史や逸話を交えながら巡る村歩き!
昭和村自慢の日本ならではの原風景がこれからも残り、国内外の多くの人の目に触れてもらいたいと思います。もう一度訪れたくなる、そんな魅力があるのではないでしょうか?
前回の村巡りはこちらの記事でご紹介しています。
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