今回は昭和村に住む村民の方をご紹介します。お互いに声を掛け合いながら暮らす助け合いの文化。都会にはないものが見えて来ます。
昭和村野尻地区「渡部商店 渡部静子さん」
参考文献:「地域支え合い」実践ガイドブック
昭和村の野尻地区の一角に商店を構える渡部静子さん(通称:しず姉ちゃん)。よく笑いよく話すしず姉ちゃんは、冗談で場を和ませたりととても元気で気さくな人!80歳を超える今も、一人で畑仕事から商店の切り盛りをこなします。実はシェアベース昭和村のお隣さん。移住してからはおかずを持って来て頂いたり、畑のことや村のことを教えて頂いたり、実は僕ら移住前の準備編の時からお世話になっているのです。。。朝は畑仕事を早々に始め、9時頃には近隣の住民の方と「お茶のみ」をしながら、地域住民との情報交換をして過ごします。
昭和村に息づく「お茶のみ」文化
しず姉ちゃんの所を訪ねると、「あがってお茶飲んでいがっせ〜」と毎度のように声をかけてくれます!お茶のみってなんだろ?昭和村の人々とお話する時によく出てくる言葉。「お茶飲み」はお茶を飲みながら周辺住民との情報交換、交流として昔から地域に根付くものでした。連想されたカフェや喫茶店で友達とのんびりコーヒーを飲んで話したりするようなことと、何らそれと変わらないことで、高齢者の多い昭和村では、お互いの安否を気遣い、助け合っていくのに必要不可欠な人間連絡網として根付いています。この写真はしず姉ちゃんの家でふきの佃煮とウドをその場で切ってごちそうになっている様子、ビールはたまたまです。。。)
しず姉ちゃんの家には、毎日のようにお茶飲みに村民が訪れます。お茶飲みに来てごちそうになった代わりに買い物をして帰るなど、「お互い様」の良い関係があります。常連がしばらく顔を見ない時には電話をかけたり、別の常連客に声をかけて様子を伺ってもらったりと、地域のつながる拠点にもなっています。
都会にはない商店の在り方
しず姉ちゃんの都会にはない商店としての在り方を見て、ふと会社員時代を思い出しました。商売よりまず人間関係と口すっぱく言われたものですが、お互いの気遣いや心を通わせることで、自分が困った時、誰かが困っている時の助け合いに繋がること。昭和村に来るとそんな当然のことが何のフィルターもかからずに染み入ります!
今後もいろいろな人を紹介していきたいと思います!昭和村に限らず、今後SATORUと関わる誰かに出会えるのが楽しみです!