畳の和室を大改造! OSB合板を使ってDIYリノベーション!#1

OSB合板を壁に貼って、和室→土足で入れる無骨な作業部屋をDIY!

これまで物置となってしまっていたSATORUの事務所兼住居にある和室。今回は中の荷物も片付いたので、SATORUメンバー全員で久々のDIYを開始します!

テーマは『作業部屋』づくり! 和室の畳や天井を剥がしてDIYリノベーション。工具関係などの道具を置き、土足で入れる無骨な工具、遊び道具収納+作業スペースに大改造しちゃいます!

1.畳の和室を大改造! OSB合板を使ってDIYリノベーション!


畳の和室を大改造! OSB合板を使ってDIYリノベーション!今回DIYリノベしていくのはこちらのお部屋。荷物は少なく見えますが、これまでは部屋いっぱいに雑多に荷物が運び込まれた物置部屋のような状態だったんです。。。そして、在らんことにハクビシンなどのケモノも冬の寒さを凌ぎに屋根裏に入ってくる始末。

今回はそんなお部屋の天井を剥がし、見た目にもカッコイイOSB合板を壁に張り巡らせ、畳を剥がし板を敷き詰め、土足で入れる工具、遊び道具収納+作業スペースに大改造! どんな風に変貌を遂げていくのか、天井から順番に工程を紹介していきたいと思いマス!

2.まずは天井を解体! ケモノの侵入した形跡を残らず始末!


まずは天井を解体! ケモノの侵入した形跡を残らず始末!まずは天井から解体開始。昔ながらのデザインの天井の石膏ボードを解体していきます!解体にはバールを使用、天井をバリバリ剥がしていきます。

ケモノの住んだ形跡のある屋根裏はとても衛生的とは言えない状況だったので、服を作業着に着替えて帽子やマスクなどを着用して完全防備。スッキリキレイにして新しい天井のパネルを貼る準備をしていきます。

石膏ボードはフィニッシュネイルという極細の釘で止められていたので、解体後はそのビスを一つ残らず抜いていきました。これがまた一苦労。これから天井をリノベーションするという人、壊すだけでなくそこ次のパネルを貼るための下準備もセットになっていることをお忘れなく。

まずは天井を解体! ケモノの侵入した形跡を残らず始末!改めて天井を貼るための材料に選んだのは1820mm × 910mm、厚さ2.2mmのベニヤ板。初めは天井もOSBにしたいと構想していたんですが、材料が重いため設置が大変な上落ちてくる危険性もあるので、なるべく軽く薄い材料を採用しました。大工さん曰く、厚くても5mm程度だと作業もしやすいですよーとのことでした。

まずは天井を解体! ケモノの侵入した形跡を残らず始末!ベニヤにはボンドを塗りコンプレッサーとエア式タッカーを使い、天井の下地の位置目がけてステープルというコの字型のビスをガンガン打ち込んでいきます! バシュッ!バシュッ!という豪快な音を立てて天井を次々に留めていくのは爽快な作業! 場所によっては材料のカットや位置合わせが必要になるので、軽い材料を選んでおいて本当に良かったと思う瞬間です。

3.そのままでもデザイン良し!壁にOSB合板を張り巡らせる 。


そのままでもデザイン良し!壁にOSB合板を張り巡らせる 。OSB合板はクロスの上から壁に留めていくことにしました。OSB合板のサイズは1820mm × 910mm、厚みは9mm。壁全体に張り巡らすには、カットしながらサイズを合わせていく必要があります。まずはそのままのサイズで使用できる場所から貼っていき、カットする分は翌日明るくなってからサイズを測って設置していくことにしました。

そのままでもデザイン良し!壁にOSB合板を張り巡らせる 。下地を見つけるために壁の石膏ボード分だけ丸ノコでカット。下地を見つけてからOSB合板は壁にビス打ちしていくことにしました。この時大事なのは、ビスの長さが十分なサイズを選ぶこと! 下地は合板と石膏ボードの先にあるため、ある程度長さが必要なんです。

そのままでもデザイン良し!壁にOSB合板を張り巡らせる 。天井までの高さが足りない分は、OSB合板をカットして継ぎ足していく形でセット。天井と壁の召し合わせ部分は、最終的に廻縁と言われる材料で目隠ししていくのであまりビタビタサイズにカットしなくても大丈夫!(と言いつつ、ついピッタリサイズにカットしてしまったり。。。)

4.床は畳を剥がして、廃材になっていた2×4材を敷き詰めていく。


床は廃材になっていた2×4材を敷き詰めていく。和室として畳が敷き詰めてあった床は、畳を剥がして廃棄。土足で入れる環境を作っていきます。畳を剥がした後は、床板が姿を見せるのがほとんど。その下に床板を支えるための根太と呼ばれる横木が敷かれています。

床は廃材になっていた2×4材を敷き詰めていく。今回は、SHARE BASE 昭和村の裏庭に作ったウッドデッキを解体した時の廃材を利用して、床に敷き詰めていくことにしました。5年ほど前に使った2×4材は、雨風などの影響で程よくエイジング(?)されていて意外とカッコ良い感じになりました!

▼ウッドデッキをDIYした時の記事はこちら。
費用を抑えて簡単に!庭にウッドデッキをDIY!#3〜床板の取り付け〜

床は廃材になっていた2×4材を敷き詰めていく。壁のOSB合板の不揃いな模様と、床のエイジングされた2×4材が程よくマッチした作業スペースになってきました。ここまでくると、後は床を敷き詰めていくだけ! 土足でガシガシ入っていける空間ができていきます。(実際は天井、壁、床と作業をしていくと良いそうなのですが、スピード重視で分業しながら進めていったため、この写真ではまだ天井がない状態です。)

そして、仕上げをキレイにしていくのに大切なのが次の作業!!

5.天井と壁の境目をキレイに!廻縁も忘れずに。


セルフレスキューにもチャレンジ! 難易度高に悪戦苦闘。通常天井を貼ってから壁を天井に突きつける形で設置するのですが、その時にできたスキマを隠していくのが廻縁(まわりぶち)。※逆に壁と床の境目を隠していくのは「幅木(はばき)」と言います。壁を守る役目も果たしているんだとか。

こちらもエア式のタッカーで留めて仕上げていきます! 部屋をにぐるっと廻縁を回すと、引き締まった印象になります。これをやるのとやらないのとでは大違い! 素人でもなんとなくかっこいい部屋になるので、これからリノベする人はチェックしておくと◎。

ここまでくれば今回の作業部屋DIYも終了目前! 完成したお部屋のbefore→afterは、また別の記事でご紹介していきます!

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。