古民家再生DIY!内装【居間】の漆喰塗りスタート!〜うま〜くヌレールの塗り方応用編!〜

古壁とは違う下地にちょっと苦戦!居間の漆喰塗りでは新しいお役立ちアイテムが大活躍!?

前回は居間の床冷え対策に断熱シートを貼って行きました!多少なり冷えへの対処ができたかなという所で、大広間でも行った漆喰塗りをスタートです!古壁とは違う下地に苦戦するも、便利アイテムを使って乗り切ります。

1.漆喰を塗る下地の状態

居間は大広間と違って古壁(繊維壁)ではなく、白いクロスが貼られていました。塗る範囲は狭いんですが、所どころクロスが剥がれていたりと下地の状態はあんまり良い状態とは言えない感じです。クロスの剥がれクロスを剥がす
今回DIYで使っている「うま〜くヌレール」という漆喰は、クロスの上からでも塗れるというのもメリット!しっかり表面を拭いて清掃すれば問題なく塗れるということですが、当初漆喰ではなくクロスを新調する予定だったので、事前に剥がしてしまっていました。実際は剥がれかかっている所だけ切り取り、ビスやタッカーで止めておけば良いそうですよ。

いずれにしても下地の状態はよくなかったので、綺麗に剥がして漆喰塗りスタートです!

2.特殊な下地に苦戦・・・

うま〜くヌレールで漆喰を塗る
クロスを剥がした後の下地はこんな感じになっていました。触ってみると薄いベニヤが貼ってあるような感じです。恐らく以前リフォームした際にクロスを貼る為に貼ったベニヤかと思います。本来こういった下地には、うま〜くヌレールの下地用を塗ってから仕上げ用で仕上げるというのがセオリーだったようですが、あいにく仕上げ用しかなかった(知らなかった・・・)ので、試しも兼ねて塗っていきたいと思います! うま〜くヌレールで漆喰を塗る
特殊な下地に漆喰を塗る
ベニヤ部分は問題なく塗れるも、周囲を囲っている金物にうまく漆喰が乗らないといった状態。。。おまけに金物とベニヤに段差があるので段差部分を埋めるのが異様に難しい。

さて、こんな時のお役立ちアイテム!臨機応変に対処です!

3.凹凸がある場所に便利!うま〜くヌレールテープ

うま〜くヌレールテープ今回そんな塗りにくい場所に応用として使ったのがこの「うま〜くヌレールテープ」!ホームセンターで同じコーナーに売っていたので買っておいて正解でした。本来の使用用途は、「石膏ボードや合板の継ぎ目の補強用に」というもので、石膏ボードや合板の継ぎ目に凹凸がある場所を、このテープで埋めて補強するというもの。テープは網目状になっていて、漆喰がうまく噛むようになっています。耐アルカリ性なので、強アルカリ性のこの漆喰に対しても劣化しないというスグレモノ!うま〜くヌレールテープうま〜くヌレールテープ本来の用途とは少し異なりますが目的は同じ、凹凸を無くす為に下地のボードと金物の段差を埋めるために張り巡らしていきます。なかなか地味な作業ですが、テープ貼りと漆喰塗りで手分けして黙々。。。

これで少しでも塗りやすくなったのでしょうか?!作業を続けて行きます!

4.1度塗り完了!

居間に漆喰を塗る漆喰の塗り方漆喰の塗り方大広間とは違って漆喰を塗る面積が少ないとはいえ、下地の準備や試行錯誤で結局この日も夜遅くまでの作業。。。腕パンパンです!DIYリフォームで漆喰を塗る場合には、下地の整備が特に重要ということがわかりました!

そして本来合板やベニヤには下塗り用をしてから仕上げ用を塗りますが、案外仕上げ用のみでもうまくいきました!真新しい石膏ボードや合板じゃなかったからでしょうか?クロスを剥がすのも手間なので、綺麗に貼れているクロスの場所でしたら、そのまま塗るのもオススメです。

masaki umino
masaki umino
茨城県出身。大学卒業後、企業での営業経験を経て株式会社SATORUの創業メンバーとして参画。2017年に福島県昭和村へ移住後、地域活性化プロジェクト「SHARE BASE Project」で自社サービスの開発・運営・管理や各種ディレクション、webライティングを行っている。