端材を使えばコストほぼ0円のDIY!便利なカードスタンドをDIYで。
ちょっとした情報を目につくように置けるカードスタンド。いろいろな素材や形がありますが、世界に一つだけのオリジナル木製カードスタンドをDIYしてみました。今回はその作り方の工程をご紹介したいと思います。
目次
1.自分でもできそう!だったらDIYでやってみる。
古民家の改修以外にも、照明のシェードやテーブルなどをオリジナルでDIYしているシェアベース。
今回は、ゲストさんからシェアベースのwi-fiの有無やパスワードを聞かれる機会が増えた為、目に付くところにその情報があればすぐに使ってもらえるのでは? と思い、IDとパスワードを記載したカードを置いておこう!というのがきっかけ。
ネット上にもたくさんのカードスタンド製品があふれていますが、「これなら自分でもできそう!」という形を見つけたので、形を参考にしながら作ってみることにします!
2.準備したものと最初の手順
作業の効率とスピードを考えて、今回は電動工具を上手に使ってやってみたいと思います。まずは以下、準備したものです。
●準備したもの
①丸ノコ
②電動サンダー
③さし金
④1×4の端材
⑤塗料(染めたい色のペンキやステインなど)
もちろん、電動工具がなければノコギリと紙ヤスリがあれば作れる程のDIYです。
1×4材は厚さがおよそ19mm。約2cmです。今回はその厚みはそのままに、幅も約2cm程のモノを4つ、切り出して作っていきます。
3.電動工具だとここが便利!カードを立てるミゾ掘りと切り出し。
まずは1×4の端材に、カードを立てるためのミゾを掘っていきます。もちろんこのミゾもノコギリや電動ノコギリでも出来るのですが、このとき便利なのが電動工具の丸ノコ。均一な深さと角度を付けてミゾをつくることができます。
丸ノコの角度調節ツマミで、約15度程の角度を付けておきます。深さもツマミで調整しますが、深すぎても挿したカードが隠れすぎてしまいますし、浅すぎても安定しないので注意する箇所ですね。
ミゾが掘れたら、それぞれ必要な幅にカットして切り出します。必要な大きさをカットしてからミゾを掘ろうとしてしまうと、特に電動工具の場合には扱いが難しくなってしまうので、先にミゾを掘っておくのが◎。
これだけでも既にカードが立てられますが、綺麗に仕上げていきます。
4.サンダーの使い方もひと工夫!仕上げに差が出る研磨作業。
仕上げの段階ではまず、粗目のサンドペーパーを使って端材をカットした時のバリっとなってしまった部分と各面を整えていきます。この時も、切り出した端材が小さいので、少し工夫してサンダーを当てていきます。
通常広い面を研磨するときは、サンダー本体を動かして木材に当てていきますが、今回は削る対象が小さいため、利き手で削る物を持ち、反対の手でサンダーを固定して削っていくとやりやすくなります。
全体的に形を整えたら、目の細かいサンドペーパーに切り替えて表面を滑らかに仕上げます。目の細かいサンドペーパーで仕上げると、表面に凹凸を感じなくなる程サラサラ、滑らかに仕上がります。
手作りなので全く同じ形は2つとありませんが、4つのカードスタンドが仕上がりました。最後にお気に入りの色に染めれば完成!
5.部屋の雰囲気に合わせて塗装!木目を残せる塗料がオススメ!
表面が綺麗に整っているので、もちろんこのままでも良いのですが、「木材を保護する」というメリットも含めて塗装します。
使ったのは、油性の着色ニス(ウォルナット色)。オイルステインに近い色合いに仕上がり、表面のニス保護もしてくれるというもの。こちらの記事で、客室の内装にも使っていた塗料です。
▶小上がりはメリット盛り沢山!DIYで洋室に小上がりをつくる!#5〜床の間に砂利を敷いてプチ庭園風に〜
他にも柿渋を塗ってみたものもありますが、発色に少し時間がかかるのでこちらの塗料で3つを仕上げています。柿渋と蜜蝋仕上げもやってみたいですね。
カードスタンド自体も購入して高いものではないので、買ってしまえばクオリティの高いものをすぐに使うことができます。作業時間も短く、コストもかからない簡単なDIY。DIYでやったことから学ぶことはたくさんあります。
自分でつくることで、モノに愛着が湧き、不思議と温かみが増してきます。1つ1つのモノにエピソードがあるというのも素敵ですね!