古民家の床の張り替えDIY!いよいよ新しい床の設置開始!
新しい床材を仮置きしてイメージしたあと、いよいよ新しい床の本張りに入ります!初めてでも道具とサネ(実)加工がされた床材を使えば意外と簡単にできる床の張り替え。場所や状態によってやり方は異なるかもしれませんが、今回やってみた方法をご紹介したいと思います。
1.床を張るのに使った道具
今回新しい床を張るのに使った道具は、
①カナヅチ
②当て木(2×4の端材)
③差し金
④フィニッシュネイラー(エア釘打ち機)
もちろんフィニッシュネイラーを使う上でのエアコンプレッサー、印を付ける鉛筆なども準備しています。今回は、根太の間にスタイロフォームを入れる形ではなく、下地となる合板とフローリングの間に断熱シートを挟むのでボンドは使っていません。
新しい床を並べて張っていきますが、固定する釘を打つときに目安にしたい場所を把握しておきます。
2.根太の位置を把握しておく
今回、根太の上に下地となる合板を敷きその上に新しい床材を張っていきますが、固定する釘を打つ根太の位置を把握しておきます。断熱シートの上に赤いマーカーで根太の位置を付けていきます。すっかり根太の位置を把握せずにいろいろと上に張ってしまったので、解体時の写真を見て根太の位置を確認しながら行いました。。。根太の位置は事前にわかるようにしておくといいですね。
3.当て木を使ってサネを継ぎ合わせる
前回の記事でもご紹介していましたが、フローリング材には張り替えがしやすいように「サネ」加工されているものがあります。凹凸になっている部分を繋ぎ合わせることで、継ぎ目が目立たなくなり綺麗な平行も取れます。この「サネ」を奥まで差し込むのに、床材にそのままカナヅチを当ててしまうと材料を傷つけてしまいます。そこで使うのが当て木です。
こういった当て木を使ってサネ同士をしっかり繋ぎ合わせて行きます。綺麗に継ぎ合わせるとこれがまた気持ちいいんです。写真では見えやすい様に撮っていますが、実際にカナヅチを打つ時には当て木に手を添えて打つとずれないのでやりやすいですよ。
サネがうまく重ならず、繋ぎ合わせられない場合があります。薄めの床材だと、材料によっては反っていたりするものもあります。そういった場合は床材を下に押しながら当て木で押し込むなどするとウソのように綺麗に入ります。それでも入りにくい場合には、次にご紹介する工程に注意が必要なのかもしれません。
4.フィニッシュネイラー(エア釘打ち機)で固定
床材の位置が決まったら、根太が走っている箇所に釘を打ち込んでいきます。この時に、凸サネに対して45度の角度で打つのがポイントになります!凸サネの角(入隅※凹になっている角)を狙います。この打ち込みが浅かったり手前過ぎたりすると、サネ同士がうまく重ならず、繋ぎ合わせられないといったことが起こり得るようです。この工程、手打ちだと狙いやすいですが、フィニッシュネイラーの方が格段にスピードが早いです。
釘の入りが浅い箇所は、ピンポンチを使って押し込みましょう。今回はピンポンチがなかったので、カナヅチの逆側で押し込んでいます。
5.定尺張りの注意点
定尺張りはずらし張りとも言いますが、一定の長さをずらして張る方法です。一定の長さでずらすので、材料を同じ寸法で全てカットしておけば良いと考えがちですが、床を張るスペースの奥と手前で若干長さが異なる場合があります。特に今取掛かっている古民家ではその要素が十分にあったので、1つ1つ寸法を合わせてカットしていきました。
床材をカットするときに、継ぎ目となる部分のサネの凹凸に注意します。凸サネの先端に合わせてカットしてしまうと、継ぎ合わせた際にその分は飲み込まれるため寸法が合わなくなります。予めサネの分を見ておくと良いですね。
初めての床の張り替えですが、確認しながら意外とスムーズに進んでいます!柱が邪魔している箇所、最後の床材の入れ込み方など、難関ポイントはまだまだありますが、この調子で完成まで突き進んでいきたいと思います!
▶古民家【大広間】の床の貼り替えに挑戦!#6〜床の貼り替え完了!〜
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