【SHARE BASE Magazine連載企画】茨城空港から出発する北海道の道東アドベンチャートラベル1日目は、異文化に触れるアイヌの集落へ。
SHARE BASE Magazineの連載企画、恒例の北海道旅。今年の舞台は釧路湿原をはじめとした北海道らしい雄大な景色が広がる道東エリア!2泊3日の旅は阿寒湖に隣するアイヌの集落『アイヌコタン』からスタートします!フライトすら旅の醍醐味となるグルメに満ちた空港の乗り継ぎ、文化とテクノロジーが織りなす感動の「カムイルミナ」、心温まる旅人のハブのホステル、、、1日目から濃密な道東の旅をお届けしマス!!
目次
【DAY1 8:50】茨城空港から釧路へ。乗り継ぎの間も北海道キブン満喫!

茨城空港は、茨城県小美玉市にある「安い・気軽・コンパクト」をコンセプトにした空港。車でのアクセスを重視していて、駐車場約3,600台分が無料で用意されています。茨城県内では「水戸市から約35分」「つくば市から約45分」とアクセスも◎。北海道へはスカイマークが就航していて、新千歳空港までのフライト時間は約1時間30分、水戸市からでも移動に要する時間は約2時間程度と、北海道旅が気軽に楽しめます。

今回は海野・橋本・鈴木の3名で旅立つ。
それぞれの荷物のパッキングも個性があっておもしろい。10月といえど北海道。本州の真冬レベルの寒さになる。それを懸念してアウターや手袋など防寒着をスーツケースにしまい、PC、その他手軽にアクセスしたいものをバックパックに入れるスタイル(海野:左)、荷物を預ける手間を省くため、防寒着を減らし、PCポケット、ドリンクホルダー、スマホスタンドなどの機能性バツグンの機内持ち込みサイズスーツケースひとつにまとめたスタイル(橋本:中央)、同じく機内持ち込みサイズのバックパックひとつに必要最低限の衣類とPC、カメラ機材を収納、UL系登山さながらのバックパッキングスタイル(鈴木:右)と、みんな違ってみんな良い。

茨城空港発、新千歳空港行きのフライト時刻はAM8:50。1日に2便。コンパクトな茨城空港は搭乗まで非常にスムーズ! 空港内を軽く散策した後、飛行機に乗り込み乗り継ぎ先である新千歳空港へと出発です。

新千歳空港への到着は10:15。飛行機を乗り継いで釧路空港へ出発する便の出発時刻は13:20。ここからはANAの便になる。
少々時間が空きますが、お昼を挟むため空港グルメを楽しむのにはうってつけ!いくつかあるレストランから今回は「きくよ食堂」さんをチョイスし、フライングで海鮮丼を平らげる。


【DAY1 14:05】釧路空港へ到着。レンタカーで阿寒湖アイヌコタンへ!

14:05、約45分のフライトで釧路空港へ到着。ここから阿寒湖アイヌコタンへと向かう相棒は、事前にタイムズレンタカーで予約をしておいたMAZDA CX30。傷、ヘコミがないか入念にチェックの上出発します!

ここで道東地域でのドライブで口を酸っぱくして言われたのが、エゾシカとの接触による交通事故への注意。なんと令和6年には北海道のエゾシカ関連の交通事故は5,460件に及び、その15%は釧路地域、北海道全域で見ても第2位。ボクらは鹿の生息地にお邪魔させていただく気持ちで運転した。噂の通り、アイヌコタンへの道中にエゾシカを20匹近く見かけると同時に、道路脇に大破した車両を発見。(そこは見通しの良い直線道路、エゾシカに関連する交通事故だということは容易に判断がついた。)

釧路空港からは約1時間程度で阿寒湖アイヌコタンへ到着します。ここはアイヌ民族の集落(コタン)を再現・継承する観光スポットで、約120人ほどのアイヌ民族、もしくは配偶者がアイヌ民族の方々が暮らし、文化を伝えたり工芸品を販売、伝統舞踊のシアターや食を提供しています。
アイヌといえば、人気漫画「ゴールデンカムイ」で知った人、興味を持った人も多いはず。その影響もあって一部の工芸品は売り切れが続出しているんだとか。




【DAY1 17:30】アイヌの文化と共に森を探索!幻想的な「カムイルミナ」を体験!

ひとしきりアイヌコタンの街並みを楽しんだあとは、1日目の最大コンテンツ「カムイルミナ」へ。
カムイルミナは、アイヌ文化と最新テクノロジーが融合した”体験型ナイトウォーク”!夜の阿寒湖温泉の森を実際に歩きながら、音声ガイドやプロジェクションマッピングなどの光の演出の中をストーリーに沿って進んでいきます。自然界のあらゆるものを神(カムイ)として共存してきたアイヌ文化の中で、非常に重要である「人と自然」の関わりがテーマ。動物たちを敬わなくなった人間たちのお話だ。


一通りの説明を受け、出発。真っ暗な森の中を杖の明かりだけで歩いていきます。この森に棲むフクロウがストーリーテラーとなり、青い鳥に導かれながら約1.2kmほどの森の遊歩道を歩きます。セクションごとにストーリーが進んでいくこと約1時間ほど。ストーリーと光の演出に夢中になっているうちにクライマックスへ。

このカムイルミナ、光と音の演出はさることながら、特筆すべきは自然の地形やフィールドを活かした自然との調和による完成度の高さ!阿寒湖の森に暮らす動植物への影響がでないようなアクティビティの設計も見事。
アイヌの文化を基調としたストーリーに、どの場所にいても快適に聞こえるサラウンド、森に本当に実在するかのように映される動物の数々。そして”見る”だけではなく自分の足で阿寒湖の森を踏みしめながら進んでいくという臨場感。ストーリーテラーによる緊張感。全ての要素が絡み合って完成する非常にレベルの高いエンターテイメント!阿寒湖に訪れることがあるならば、必ずオススメしたいアクティビティです。
予想を遥かに超えた体験に、余韻に浸りながら阿寒湖を後に。本日の宿、弟子屈町にある「TESHIKAGA HOSTEL MISATO」へと向かいます。
【DAY1 19:30】弟子屈に訪れる旅人のハブ。「TESHIKAGA HOSTEL MISATO」にステイ。

阿寒湖から弟子屈町までの道中、エゾシカの群れに何度も遭遇しながら、ナイトサファリ感覚で車を走らせ、着いたのは道東の旅人と地域をつなぐハブホステル「TESHIKAGA HOSTEL MISATO」。
ここは1泊から長期の宿泊も可能な宿で、観光スポット、地元の飲食店、交通情報など、この地域の様々な情報が行き交う場所。住み込みのスタッフは随時募集中で、働きながら滞在することもできます。リビングやキッチンは共有スペースになっていて、旅の人たちが気軽に情報交換するのも醍醐味。
今回宿泊したのは最大4名まで宿泊できるドミトリールーム「まりも」。各ベッドにはコンセントも完備、エアコンのついた温かい部屋でした。

宿の案内と近隣のオススメの飲食店などをアテンドしてくれた。ここでは数人のコミュニティマネージャーが地域の人と旅人の橋渡しをしている。
荷物を置いてひと段落した後は、あらかじめ目をつけておいた地元の飲食店「香楽園」へ。ラム肉をはじめとした上質な焼き肉に舌鼓。ハシゴして弟子屈町の雰囲気を存分に楽しみ、1日目は幕を閉じました。


地元の人たちとの交流は旅行の醍醐味!! ひとしきり食べて飲み、香楽園のお母さんにも地元のお話を聞いたり、、、いろいろと教えていただきありがとうございました!寒い土地ほど住う人たちは温かい。

TESHIKAGA HOSTEL MISATO
▶︎TESHIKAGA HOSTEL MISATO公式サイト
旅は2日目へ。「釧路川源流のカヌー」、塘路に佇む旅の拠点「the geek」での極上サウナ体験とさらに旅は加速!

2日目は今回のテーマ「道東アドベンチャートラベル」のメインコンテンツ「釧路川源流のカヌー」へと向かいます!全国のカヌーイストの憧れの川「釧路川」は、どんな感動を見せてくれるのか? 日本最大の湿原湿地「釧路湿原国立公園」はいかに? そして塘路(とうろ)に佇む旅の拠点「the geek」での極上のサウナ、道東の旅はまだまだ加速します!
執筆・編集:株式会社SATORU 海野正輝
撮影・編集:株式会社SATORU 鈴木 遼
協力:阿寒湖アイヌコタン、阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社
special thanks!!:TESHIKAGA HOSTEL MISATO、弟子屈町の皆さん
【この企画は、北海道観光振興機構の協賛により実施しています。】

▶︎「HOKKAIDO LOVE!」公式サイト

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