小上がりDIYで床の勾配解消?!洋室に小上がり畳を設置して和風にモデルチェンジ!
客室に使用する予定の洋室。ベッドを置いてしまうと2人が上限の寝室になってしまうため、DIYで小上がり畳を設置。畳に布団を敷ける様につくり上げていきたいと思います!メリットが増える小上がりはどうやって作る?
1.小上がりを設置する部屋とそのメリットとは?
小上がりは1段上がった空間のこと。今回小上がりを設置するのは、平面図中の唯一の洋室。現在客室は3部屋準備中ですが、その内の1つとなります。恐らく従来は和室だった部屋を洋室にリノベーションしたのでは?と思えるような作りになっています。
まずは既存の2台の大きなベッドを撤去、部屋の中をできる限り空にするところから始めます。ベッドを置いてしまうと部屋としてそれだけで完結してしまうので、それを避けるために何か方法はないかと模索した結果、思いついたのが「小上がりと畳の設置」です。
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しかしこの部屋に大きな問題が。部屋の入り口に向けて床が大きく勾配してしまっているんです。そのまま畳を設置することはできないので、簡易的に低い小上がりを作ると同時に勾配を修正することにしました!
6畳程の小上がりを用意すれば、次のメリットがあります。
①ベッドを置くより使えるスペースが増える
②床の勾配を小上がり側で修正できる
③もともと和室だった部屋の作りが活かせる
④4人分程の布団が敷ける様になる
フローリングの洋室1室にしておくよりもメリットが格段に増えるので、小上がりのDIYに挑戦してみたいと思います!
2.見える所だけクッションフロアを敷いて材料節約!
まずは、小上がりを設置する箇所に少し被る様にクッションフロアを用意、接着材で貼付けます。
材料はツーバイ材と合板を中心に床を作るイメージでやってみます。
①2×3材の12ft×10本(縦に置いて枠と根太に使用)
②1820×910の12mm厚の合板×6枚(畳を置く捨て貼り用)
土台で使う材料はこれだけです。最終的に乗せる置き畳(システム畳)のサイズは、1畳が約164cmなので、6畳に合わせて材料をカットしていきますが、採寸計画は慎重にする必要があります。
3.小上がりの高さに注意!採寸計画は慎重に
材料をカットして枠を置いてみます。
枠のサイズの考え方は、「畳を6畳分並べた時の縦横の長さ+畳を収める枠の厚み」です。なんだかややこしい感じですが、畳の並べ方と大きさを基準に考えています。ツーバイ材の厚みも考慮しないと、寸法がずれてしまうので注意ですね。
枠ができたらビス固定して、根太となる2×3材を6本カットして並べてみます。この根太を周囲の枠に止めて、合板を上に乗せていけば土台が完成していきます。2×3材を選んだのは、押し入れなどよりも高さが高くなってしまうと使いづらいので、この部屋の幅木の高さ程の小上がりを作るためです。
この時点ではまだ勾配の対策はできていないので、次回以降からご紹介していきたいと思います!